インザーギ監督、ミラン指揮に意欲 「解任されなければ、喜んでミランに一生を捧げる」

「サー・アレックス・ファーガソンはリーグ初優勝まで7年必要とした」

 昨季8位に終わり、欧州カップ戦出場権を失ったミランにおいて再建を託されたインザーギ監督は不振だった日本代表FW本田圭佑、元フランス代表FWジェレミー・メネズを再生させるなど手腕を発揮。しかし凋落の名門を8か月で完全復活させることは難しかった。
「我々の実力通りのプレーができていないが、我々はこれを続けていくしかない。今日私の友人は、“サー・アレックス・ファーガソンはリーグ初優勝まで7年必要とした”と話していた。私とファーガソンを比較するわけではないが、名将とも言えるマンチーニも苦しんでいる」
 指揮官はわずか8か月でのミランとの離別に抗うように、マンチェスター・ユナイテッドの伝説的名将ファーガソン氏と、現在インテルでなかなか結果を出せていないロベルト・マンチーニ監督の2人を例に挙げた。
 同じくクラブの象徴的存在だった前任者のクラレンス・セードルフ監督はわずか4か月で解雇され、チームを去った。性急で非情な監督人事を続けてきたミラン上層部には忍耐が必要な現状だ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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