日本代表FWが新天地で苦境「貢献度の欠如」 監督は期待も…”課題”を現地指摘「古巣ファンも驚き」

バーミンガムの古橋亨悟【写真:REX/アフロ】
バーミンガムの古橋亨悟【写真:REX/アフロ】

バーミンガムFW古橋亨梧が苦境

 イングランド2部バーミンガム・シティに所属する日本代表FW古橋亨梧は、今季大きな期待を背負って加入したものの、苦しい状況が続いている。チームは直近のプレストン・ノースエンド戦で1-0の勝利を収めたが、古橋は出番なしに終わった。海外メディアは、古橋の「貢献度の欠如」に指揮官が懸念を強めていると報じている。

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 バーミンガムは昨季リーグワン(3部)をEFL記録となる勝ち点111で制し、今季のチャンピオンシップ(2部)に昇格。オーナーのトム・ワグナー氏は夏の時点で2季連続の昇格を目指すと公言していた。チームは大型補強を敢行し、その中でも古橋は「傑出した契約」だったと伝えられている。古橋はフランスのレンヌから最大1000万ポンド(約18億8000万円)の移籍金で加入した。

 開幕戦のイプスウィッチ・タウン戦(1-1)では印象的なデビューを飾り、続くEFLカップのシェフィールド・ユナイテッド戦では移籍後初ゴールも記録した。しかし、30歳のストライカーは「序盤の鮮やかなプレーを持続させるのに苦労している」と指摘されている。その結果、ここ数週間でチーム内での序列が低下し、クリス・デイヴィス監督は直近のプレストン戦で古橋を「試合中ずっとベンチに座らせた」と伝えている。

 古橋は今季のチャンピオンシップで「6度のビッグチャンスを逃しており、これはディビジョンで2番目に高い数字」だという。この数字はハジ・ライトやジョージ・ヒーストと並ぶもので、これを上回るのはトミー・コンウェイだけだとされている。

 デイヴィス監督は、この高額なストライカーがゴール欠乏症を解消すれば「開花する」と主張しているものの、その貢献度の低さには懸念を強めている。このままキャリアが本格的に軌道に乗るのを待ち続けることになれば、古橋は「高額な移籍の失敗と見なされるリスク」があると、メディアは警鐘を鳴らした。

 古橋の不振は多くのチャンピオンシップウォッチャーにとって衝撃だが、おそらく「最も驚いているのは、彼の古巣であるセルティックのファンだろう」と記事は言及している。2021年7月に日本のヴィッセル神戸から加入した当初は比較的無名だったが、瞬く間にセルティック・パークの人気選手となった。

 古橋は今年1月にレンヌへ移籍するまで、セルティックで公式戦165試合に出場し85ゴール19アシストを記録。在籍中にはスコットランド・プレミアシップ3連覇を含む7つの国内タイトル獲得に貢献した。その不在は「退団以来、確かに感じられている」という。セルティックは「古橋の代わりを適切に見つけたことがない」とされ、今季はチャンピオンズリーグ予選で敗退するなど苦戦している。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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