一時は3点差も…柏が大逆転劇で決勝へ! エース・細谷真大が圧巻2発、川崎に2戦合計5-4の接戦制す

柏が大逆転劇で決勝へ進出【写真:Getty Images】
柏が大逆転劇で決勝へ進出【写真:Getty Images】

柏の本拠地・日立台で劇的展開

 ルヴァンカップ準決勝の第2戦は10月12日、三協フロンテア柏スタジアムで柏レイソルと川崎フロンターレが対戦。柏が4-1で勝利し、2戦合計スコア5-4で決勝進出を決めた。

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 試合は前半6分、MF伊藤達哉が右サイドから仕掛けた流れで最後はMF脇坂泰斗が押し込んで川崎が先制。序盤からリードを3点に広げた。主導権を柏が握り、川崎がカウンターからゴールを狙う展開に。FWエリソン、FWマルシーニョが前残りし、チャンスをうかがった。

 そのなかで柏は前半26分、右サイドでMF小泉佳穂からMF山之内佑成へとつなぎ、ゴール前にクロス。これをFW垣田裕暉が押し込んで1点を返し、再び2点差とした。前半アディショナルタイムには、DFファンウェルメスケルケン際のタックルがMF小屋松知哉にヒット。今村義朗主審はオン・フィールド・レビューでプレーを確認し、ファンウェルメスケルケン際にイエローカードを提示し、前半を終了した。

 柏のリカルド・ロドリゲス監督は、後半スタートからDF古賀太陽、DF原田亘、FW細谷真大の3枚替えを決断。後半立ち上がりから細谷が幸先良くシュートを放つなど、攻撃の圧を強めていくと同10分、細谷がDFフィリップ・ウレモビッチと入れ替わり決定機。ここでウレモビッチが細谷を後ろから倒してしまい、一度はイエローカードが提示。しかしオン・フィールド・レビュー(OFR)の結果、DOGSOとしてレッドカードが提示された。直後に長谷部茂利監督はすぐさま動き、FWマルシーニョ、MF伊藤達哉を下げて、DF神橋良汰、DF土屋櫂大を投入し、5バックで守備固めに出た。

 それでも柏が攻め込むと同28分、右サイドのコーナーキックの流れから途中出場のMF仲間隼斗が右足シュートを決めて1点差に迫る。さらに同32分には、左サイドでボールを受けた仲間のクロスを細谷が頭で合わせて、ついに2戦合計で同点に追いついた。

 ドラマは後半アディショナルタイム11分が提示された直後だった。仲間のループパスをPA内で受けた細谷が胸トラップで前を向くと、倒れ込みながら右足シュートを放ち、これが決まり一時は3点差に開いた試合をひっくり返した。タイムアップの笛と同時にスタジアムが揺れた。歴史に残る大逆転劇で柏がサンフレッチェ広島が待つ決勝進出を決めた。

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