ブラジルとの対戦は「ごまかしてもしょうがない」 ベンチだった3年前…エースが自覚「立場が変わった」

パラグアイ戦では同点ゴールを奪った上田綺世【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
パラグアイ戦では同点ゴールを奪った上田綺世【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

上田綺世はパラグアイ戦で同点ゴールをマークした

 日本代表(FIFAランク19位)は10月11日、同14日に東京スタジアム(味の素スタジアム)で行われるブラジル代表(同6位)戦に向け、千葉県内で練習を行った。ブラジルとの対戦に向けて、FW上田綺世は「相手のレベルも高いし、自分たちが今何ができて、何ができないのかを確認できる意義があると思います。ごまかしてもしょうがないと思いますし、自分が持っているものをとにかく全部出して、その上で結果を求めるのが大事かなと思います」と意気込んだ。

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 パラグアイ戦では、1点ビハインドの後半44分から出場。同49分に右サイドの伊東純也からのクロスをファーサイドで頭で合わせて、チームを敗戦から救った。「(クロスが)上がってくるボールに対していいポジショニングを取る準備をしなきゃいけないので、そのなかで僕は相手と距離を取るという選択を取って。あとは純也君の上げるタイミングや角度から、どこら辺に来そうかなというのを2個ぐらいに絞ったなかで、来たボールを見て片方に動き直しました」と冷静にゴールを振り返った。

 カタールW杯前の2022年6月に国立競技場でブラジルと対戦した際は、ベンチで出番を待ったが、出場機会は訪れなかった。あれから3年が経った今、フェイエノールトでは開幕から8戦8発と圧倒的な結果を残しており、ストライカーとして充実の時を迎えている。今度のブラジル戦では、森保ジャパンのエースとして先発が有力視されている。

「余裕はないですけど、あれから時間も経ったし、立場も変わったし、自分ももちろん成長している。今の立場がある以上はやっぱり結果を求めなきゃいけない。自分の結果はチームの結果に直結するポジション。そこは相手がブラジルだろうと、他の国でも変わらないです」

 3年前から積み重ねた成長と自信を手に、上田がブラジルに挑む。

(FOOTBALL ZONE編集部・井上信太郎 / Shintaro Inoue)



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