スペイン人監督の思い「歴史に残るような」 敗戦後の行動が示す意味「大逆転を信じている」

リカルド・ロドリゲスがルヴァンカップの準決勝・第2戦への思いを話した【写真:徳原隆元】
リカルド・ロドリゲスがルヴァンカップの準決勝・第2戦への思いを話した【写真:徳原隆元】

リカルド監督が10日の取材で自らの振る舞いについて話した

 柏レイソルのリカルド・ロドリゲス監督が10月10日、トレーニング後に取材対応。8日に行われたルヴァンカップ準決勝第1戦の川崎フロンターレ戦に1-3で敗れた後、自ら先頭に立ちファン・サポーターに向けてアクションを起こした場面について「歴史に残るような逆転劇をやろうじゃないか」と2点ビハインドで迎える第2戦に向けて思いを話した。

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 リカルド監督は川崎に敗れた試合後、敵地に駆けつけたファン・サポーターの元に向かって歩き出した。声を出し続けたサポーターに近づき、身振り手振りで大きなアクション。リカルド監督はサポーターに伝えたかったことについて、「試合はまだ終わってない。まだ半分しか終わってないぞというメッセージです」と語気を強める。

「サポーターに伝えたかったことは、試合はまだ終わってない。まだ半分しか終わってないぞというメッセージです。そして第2戦ホームでサポーターのみなさんの後押しとともに、歴史に残るような逆転劇をやろうじゃないかと、そのようなメッセージを伝えたかったです」

 今シーズン、柏は8月22日のリーグ第27節の浦和レッズ戦(4-2)など複数の試合で逆転勝利をしている。リカルド監督はこれまでの経験から、「彼らの後押しとともに逆転を信じている。そのためにも彼らの力が必要である」と力を込めた。

「実際に今シーズン、素晴らしい逆転勝利を多くしてきましたし、この間もホームで、浦和相手に2点差をつけられながらも、後半に素晴らしいパフォーマンスを見せ、そしてサポーターの後押しとともに大逆転劇をしたばかりです。それゆえに彼らの後押しとともに逆転を信じている。そのためにも彼らの力が必要であると、そのようなメッセージを伝えたかったです」

 そしてスペイン出身のリカルド監督は「レアル・マドリードが大逆転劇をする姿を何度も見てきました。そのようなことが実際に起こりうるのがこのサッカー界です」とレアル・マドリードのファンだった自身の子供時代を回想しながら、「日立台でもそのような大逆転劇ができることを私も信じている」と本拠地・三協フロンテア柏スタジアムでの逆転劇を目指す。

「私自身、子供の頃マドリーファンでした。そして私は小さい頃、ホーム&アウェイの試合で第1戦を落とし、けれども第2戦ホームのサンティアゴ・ベルナベウでレアル・マドリードが、大逆転劇をする姿を何度も見てきました。そのようなことが実際に起こりうるのがこのサッカー界です。そして日立台でもそのような大逆転劇ができることを私も信じているので、そのような思いをサポーターにこのあいだ伝えたつもりです」

 リカルド監督に、柏サポーターがSNSで見せた反応を伝えると、「SNSをあまり見ないので、知りませんでした。嬉しいですね」と笑顔を見せた。最後に「選手たちがプレーするわけですけれども、サポーター、そして我々スタッフ、クラブ関係者、そしてもちろんサポーターも、一緒になって力を合わせて勝利を成し遂げることができると思うので、そういう意味でも、サポーターの皆さんにエネルギーを与え、そしてそれがホームゲームでの選手への大きな声援つながるのであればとても嬉しいです」とまとめた。

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