21歳日本人獲得に名門が再挑戦か 今夏の移籍実現せず…現地報道「違いを生み出せる」

トルコ名門、指揮官の「高評価」を受け冬の獲得も本格検討か
ポルトガル1部FCアロウカに所属する21歳の日本人MF福井太智に、トルコの強豪トラブゾンスポルが再び熱視線を送っている。現地メディア「A Spor」は、今夏の移籍市場でも獲得を目指していた福井に対し、クラブが冬の移籍市場で新たな動きを見せる可能性があると報じている。
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トラブゾンスポルを率いるファティ・テッケ監督は、福井の獲得についてクラブ首脳陣に肯定的な報告書を提出したという。クラブは近年、将来有望な若手選手の獲得に力を入れており、ポルトガルの舞台でプレーするこの若き日本人MFの動向を注視し続けている。
福井は「パス、ゲームメイク、あるいはスルーパスで違いを生み出せるプロフィールを持つ、多才なMF」と評価されている。アロウカとの契約は2028年まで残っており、現在の市場価値は200万ユーロ(約3億2000万円)と見積もられている。
同メディアは福井の強みとして、高い技術力、創造性、そして攻守両面で貢献できる多才さを挙げた。「ボールコントロールとパスでチームの組織作りに貢献できる能力が高い。特に中盤でボールを受けて展開する能力や、試合のテンポを読む力がある」と分析している。
一方で、「まだ未熟だが、適切な環境と安定した出場機会があれば、著しい成長を遂げる可能性がある」とも指摘。課題としては、ゴールやアシストといった直接的な得点関与の少なさや、フィジカル面の強化、大舞台での経験不足を挙げている。
記事では、これらの課題が改善されれば「クラブレベルだけでなく、国際的にも名を馳せる選手になる道を歩んでいる」と締めくくられており、そのポテンシャルの高さに大きな期待が寄せられている。今後の動向が注目される。
(FOOTBALL ZONE編集部)




















