前回大会は「ファン目線で見ていた」 J3→日本代表…3年で急成長「海外でやりたい」

日本代表に召集された安藤智哉【写真:増田美咲】
日本代表に召集された安藤智哉【写真:増田美咲】

日本代表の安藤智哉、E-1を経て「海外でやりたいというのは強く感じました」

 サッカー日本代表は10月7日、千葉県内でトレーニングに臨んだ。9月のアメリカ遠征を怪我のため辞退したDF安藤智哉(アビスパ福岡)は、7月のE-1選手権を経て海外組を含むA代表は初の舞台。2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)当時はJ3のFC今治に在籍し、「ファン目線で見ていました」と語った。

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 J3の今治、J2の大分トリニータ、そして今季からJ1のアビスパ福岡と駆け上がってきた安藤。当然、「ほぼE-1組以外は初対面なので」と言うが、笑顔を見せるなど楽しんだ。「僕のキャリア振り返っても、そういうグループの中にパっと入ってやってきた。自分の色も出しながらやるだけ」と頼もしい限りだ。

 アメリカ遠征の辞退はショックな出来事だったが、気持ちを切り換えて自身のプレーに集中した。「怪我してしまった以上は、早く治す。結果も出しながら自分のコンディションも上げていくところにフォーカスして。代表合流前は勝てて来られたので、気持ちとしては明るい感じです」と心身ともに充実する。

「ピッチでもそうですけど、オフのところでもすごく学びがあるので、濃い活動にしたいです。食事会とかでいろんな選手とも話しますし、まだまだ話していない選手も多いので、どんどんコミュニケーション取っていきたいです。海外組はほとんど話したことない選手が多いので、全員気になりますね(笑)」

 約3年前のカタール大会は「当時J3だったので、けっこうファン目線で見ていました」と明かすが、北中米大会は手の届くところまで来ている。ディフェンス陣には怪我人も多く、一気にレギュラーを掴む可能性もあるなか、「本当に自分次第で変わると思うので、やっていきたいなと思います」と力を込めた。

 取材ではいつも、福岡でのプレーを最優先だと語っている安藤。そのなかでも、「E-1のときも終わった後に、海外でやりたいというのは強く感じました」と次の目標を持った。「またこの活動を経て、たぶんその気持ちは絶対あると思うので。あとはどうなるかという感じです」と2試合に思いをぶつける。

(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)



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