長友佑都が意識する対ブラジル「毎回コテンパンにされて」…主将・遠藤航不在の「影響は大きい」

千葉県内で10月シリーズがスタート
サッカー日本代表が10月6日、千葉県内で合宿をスタート。10日のパラグアイ代表戦(吹田)、14日のブラジル代表戦(国立)に向けて始動した。トレーニング後にDF長友佑都(FC東京)がMF遠藤航が不在のなか「やっぱり背中で見せないとですね」と頼もしい言葉を残した。
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半袖では肌寒い気候のなか、一昨日試合を終えたばかりの、長友、GK大迫敬介(広島)、DF安藤智哉(福岡)、DF望月ヘンリー海輝、MF相馬勇紀(ともに町田)がフィールドで約1時間トレーニング。パストレーニングでは長友から「もっと早いボール出せ!」とゲキが飛ぶ場面も。代表合宿の初日から高い視座で挑んだ。
長友はこの南米2連戦に向けて「今までのアジア予選とは違うサッカーになる」と切り出し、「このままでワールドカップの優勝を狙えるのかっていうところを、測れる部分ではあると思いますけどね」と、日本代表の現在地が把握できる重要な2試合と位置付ける。
「今までのアジア予選とは違うサッカーになるんじゃないかなと。そういう展開になるんじゃないかなと思う。やっぱりブラジルに攻め込まれたりとか、ボール持たれるっていうシーンもたくさんあると思うので、守備でしっかりやれるのかどうかっていうところもそうだし。自分たちのその位置だったりとか、このままでワールドカップの優勝を狙えるのかっていうところを、測れる部分ではあると思いますけどね」
そして、これまで1度も勝利したことのない対ブラジルについて「毎回コテンパンにされて」と回想しながら、「まず球際のところで負けるな」と選手一人一人が球際の部分で上回ることが重要だと話す。
「もちろん現代サッカーも変わってますし、10年前のブラジルと今のブラジルはもちろん違う部分もあるんで。ですけど、とにかくブラジルに自分自身も勝ったことないし、毎回コテンパンにされて。前回は0-1でしたけど、内容見たらもっと開きありましたしね。そういった意味では、まず球際のところで負けるな、というところですね。前回は圧倒的に球際のところ負けて、個の力で負けてやっぱりやられてるんで。そこはやっぱり、今一度、みんなで戦わなきゃいけないし。ワールドカップ優勝っていうことを考えると、そういうところで勝っていかないと難しいんじゃないかなと思います」
同日の午前に主将の遠藤が怪我のため代表活動に参加しないことが発表された。最年長としてキャプテンとしての役割も期待される長友は「影響は大きいと思いますけど」と認めつつ、「でもやっぱり背中で見せないとですね」とチームを引っ張る覚悟を話した。
「僕がやっていることは、自分がリーダーだと思って常にやっています。そこは変わらず、高い志を持って、彼らに伝えたいことは伝えて。でもやっぱり背中で見せないとですね。口で何を言ったって、このピッチで見せられないと、話にならないので。しっかりとピッチで見せられるように練習から見せていきたいと思います」
これまで2014年のコンフェデレーションズカップ、2022年の国際親善試合などで対ブラジルを経験してきた長友が、遠藤やMF守田英正(スポルティング)が不在の中でリーダーとしてチームを引っ張っていく。
(FOOTBALL ZONE編集部・上原拓真 / Takuma Uehara)




















