驚異の13戦11発で「リーグに適応した」 日本の暑さお構いなし…“逆輸入FW”が継続する不敗神話

伊藤達哉が京都戦で先制弾
川崎フロンターレは10月4日、J1リーグ第33節で京都サンガF.C.と対戦し1-1で終わった。この試合で先制点を決めた川崎FW伊藤達哉は、これで直近公式戦13試合11ゴールと勢い止まらず。試合後の取材対応で「もうリーグに適応したなって言えるぐらいには適応した」と語った。
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試合は立ち上がりの8分、ロングボールを受けた伊藤が華麗なトラップから左に流れたFWエリソンへスルーパスを通す。エリソンはフェイント後にシュートを打てなかったが中に折り返すと、再び受けた伊藤はトラップ後に1つ持ち出し右足を振り抜く。シュートは相手DFの股を抜けてゴール右隅へと突き刺さった。
伊藤は今季ドイツから川崎に加入しJリーグに初挑戦。加入当初から6月末までで20試合2ゴールと本領発揮とはいかず。日本の暑さについても言及していたが、7月に入ってから爆発。7月5日の鹿島アントラーズ戦(2-1)でのゴールを皮切りに、8月から9月にかけて4試合連続ゴールをマーク。さらにその後1試合無得点を挟んで、京都戦でのゴールで3戦連発となった。
「どこかのタイミングからは自分の中でもうリーグに適応したなって言えるぐらいには適応したんで。別に今日の試合も涼しかったですけど、夏場の暑い時期も点取ってましたし、ある程度は適応したかなと思います」
リーグ戦だけで見ても11試合9ゴール、9月のルヴァンカップ準々決勝第1戦、2戦とともに得点を挙げており、公式戦13試合11ゴールと量産している。京都戦ではスタートは右サイドで、後半途中から左サイドのマルシーニョに代わり右サイドにMF家長昭博が投入され、伊藤は左サイドにポジションを変えた。
「慣れたんで大丈夫です。最初はやっぱり難しかったですけど、もう慣れたんで。左はそんなに難しくないです。サイドのこともそうだし、リーグもそうだし、そういうのが色々(得点量産に)つながってると思います」
伊藤は今季公式戦でゴールを決めた12試合は7勝5分と無敗であるが、「そうなんですか、いや知らなかったです」と不敗神話となっていることを知らなかったと明かし、「やっぱりサッカーって普通はそんなに点数入るスポーツじゃないんで、1点取ったらその試合は確率的に負けづらくはなると思うんで、そういうことかなとは思いますけど」と、分析していた。
自身は好調を維持しているが、チームはこのドローにより上位争いから後退する結果となり、「守備のところは常に話してますし、今日はいい時間帯があっただけに、あの失点の仕方はもったいないなとは思います」と、先制後に何度もチャンスがあったが追加点を奪えず、逆に追い付かれた部分を悔やんだ。
リーグ優勝こそ厳しくなったが、ルヴァン杯では準決勝に駒を進めている。28歳でJ初挑戦の”逆輸入アタッカー”が残り試合でどれだけ数字を伸ばすのか、さらなる活躍に注目が集まる。



















