内定先撃破の一撃…先輩から「ちょっとやりすぎじゃ」 敵→味方になった“逸材大学生”

Jデビューを飾った東洋大学の山之内佑成「次は柏の勝利につながるゴールを」
敵として強烈なインパクトを残した若武者が、頼もしい味方として日立台に帰ってきた。柏レイソルは10月4日、J1リーグ第33節で横浜F・マリノスに1-0で勝利。東洋大学に在学中で特別指定選手のDF山之内佑成がJリーグデビューを果たし、「次は柏の勝利につながるゴールを決められるように」と語った。
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2026年シーズンから柏への入団が内定していた山之内だったが、加入前にまさかの一撃をお見舞いしてしまった。6月11日に行われた天皇杯の2回戦、東洋大学の対戦相手は山之内の内定先となった柏。0-0で延長戦に突入すると、延長後半2分に山之内が決勝点を挙げ、ジャイアントキリングの立役者となった。
そのとき以来の日立台の舞台で、期待に応える躍動を果たした。後半41分にDFジエゴとの交代で人生初という右ウイングバックに入ると、デビュー戦とは思えぬ落ち着いたプレーで試合をシャットアウト。それでも「もう緊張が8割、ワクワクはちょっとですね。緊張のほうが強かったです」と明かすのは驚きだ。
天皇杯の決勝弾は柏の選手にも強烈な印象を与えており、合流すると「ちょっとやりすぎじゃないか」と早速いじられたと明かす。タジタジで笑ってごまかしたという山之内だったが、試合前には「みんなに思い切ってやってこいと言われたので、選手のみなさんに感謝したいですね」と先輩たちに助けられた。
短い出場時間だったにもかかわらず、フィジカルでも十分に通用することを証明。天皇杯で柏を敗退に追い込んでしまった分、「次は柏の勝利につながるゴールを決められるように、いい準備をしていきたい」と闘志を燃やす。リーグ戦とルヴァンカップでのタイトル獲得へ向け、キーマンになるかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)




















