フランス代表がベンゼマを“意図的”に無視? レアルのCL決勝進出を受けSNSで同胞DF祝福も…
華麗な3人抜きドリブルで、アトレチコ相手に値千金のアウェーゴールを演出
レアル・マドリードFWカリム・ベンゼマは、11日のUEFAチャンピオンズリーグ準決勝アトレチコ・マドリードとの第2戦で、相手に2点を奪われ2戦合計スコアで1点差に詰められた状況で、華麗な3人抜きドリブルからMFイスコの値千金のアウェー弾を演出した。だが、2年連続のCL決勝進出の立役者となったストライカーは試合後に悲しい現実に直面している。フランス代表の公式ツイッターが、同僚DFラファエル・ヴァランの決勝進出を祝福する一方で、ベンゼマを意図的に無視している。
ベンゼマは2015年11月、リヨンMFマテュー・ヴァルブエナの恐喝事件に関与した容疑で逮捕され、代表から外れた。フランスサッカー連盟は同年12月に無期限の代表追放を発表。ベンゼマは昨夏フランスで開催された欧州選手権への出場を熱望していたが、ディディエ・デシャン監督はフランス代表でエース格の万能型ストライカーを招集せず。現在まで、“レ・ブルー”への復帰を果たしていない。
そうしたなか、フランス代表の公式ツイッターはレアルの決勝進出を受けて、次のような祝福メッセージを出した。
「ラファエル・ヴァランとレアル・マドリードがアトレチコを下し、チャンピオンズリーグ決勝進出を決めた!」というメッセージと拍手の絵文字でヴァランを讃えた。だがそこに、昨年から代表招集されていないとはいえ、長くフランス代表の前線を支えたベンゼマの名前はなかった。
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