J復帰の大物助っ人「家族も日本が大好き」 古巣同僚に連絡も…新天地で感じた「愛情」

ディエゴ・ピトゥカが決勝ゴールをアシスト【写真:Getty Images】
ディエゴ・ピトゥカが決勝ゴールをアシスト【写真:Getty Images】

長崎のピトゥカ「日本でまたプレーできることを本当に嬉しく思っています」

 かつて鹿島アントラーズで活躍した大物助っ人が、約1年半ぶりにJリーグに帰ってきた。8月9日にV・ファーレン長崎への完全移籍が発表されたMFディエゴ・ピトゥカは、すでに4試合に先発出場。9月13日に行われたアウェー大宮戦では決勝点をアシストし、「日本でまたプレーできて嬉しい」と笑顔を見せた。

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 1-1で迎えた前半アディショナルタイム。ペナルティーエリア手前でフリーキックを獲得すると、ピトゥカのキックにFWエジガル・ジュニオがバックヘッドで合わせ、これが決勝ゴール。「あのスペースは空いていると分かっていたので、そこに入れる意識でいいボールが入った」と狙い通りのキックだった。

 加入後初アシストに加えて初のフル出場と、連係面そしてコンディションともに上り調子。それでも「連係の面で良くなってきていますが、味方の動き、特徴をまだ把握している状態です」と言うから恐ろしい。「きょうはそういう数字に出たのはすごく嬉しいですし、勝ててなお嬉しいですね」と振り返った。

 試合後のミックスゾーンでは笑顔も多く見せ、「自分も家族も含めて、本当に日本のことが大好きなので、その日本でまたプレーできることを本当に嬉しく思っています」とプライベートの充実も伝わってくる。「そのなかで長崎という優勝したい、目的があるチームに入れて嬉しいですし、自分もそのなかの1人として優勝できるように、今一丸となって頑張っています」と力を込めた。

 長崎は大宮に勝って首位の水戸ホーリーホックと勝ち点で並んだが、奇しくもこの日、鹿島も首位の京都サンガF.C.に並んだ。再来日にあたってかつての同僚とも連絡を取ったというピトゥカは、「鹿島に関しては特別な愛情もありますし、日本での初めてのクラブなのですごく思い入れもあります」と明かす。

 一方、すでに気持ちは切り替わっている。「今は長崎にいるので、自分も長崎で早くタイトルを取って、そういう愛情がもっと深まるようにしていきたいです。サポーターの愛情も感じ取れますし、目的に向かってやらないといけないなと思っています」とピトゥカ。J1昇格へ向けて強力なピースになりそうだ。

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