浦和のリーグ制覇は「達成可能」 怪我人が続々復帰…新助っ人とのコンビは「今後のオプションになる」

11日のトレーニング後に定例会見を実施
浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は9月11日のトレーニング後に定例会見を実施。MFサミュエル・グスタフソンの戦線復帰を明言し、MF渡邊凌磨やMF柴戸海も13日のガンバ大阪戦に向け出場可能な見通しを話した。
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浦和は9月3日と7日にルヴァンカップ準々決勝で川崎フロンターレと対戦した。2戦合計方式で、第2戦を延長戦まで戦った末に合計スコア3-4で競り負けた。指揮官は「天皇杯、ルヴァンカップで戦い続けられないのはつらいこと」としつつ、「リーグ戦が10試合残っていますけれども、すべてのリソースをそこにつぎ込みたいと思います。タフな敗戦からのあとは、ガンバ大阪戦に向け決勝戦を戦うような雰囲気を作ろうとしてきました。目標は達成可能なものであり、順位表の位置を上げていくこともできる」と、切り替えている。
G大阪戦はMFマテウス・サヴィオが累積警告で出場停止になるが、ルヴァン杯の2試合を欠場した主力について「渡邊凌磨が復帰に近づいているのは我々に良いニュースです。サミュエル・グスタフソンもプレー可能な状態になっています」と話した。そして、川崎との第2戦で脳震盪の疑いにより交代となったMF柴戸海についても「重傷ではなく、練習に参加して次の試合に向けた準備ができています」と、メンバーの状況について話した。
また、川崎との第2戦では新加入の元スウェーデン代表FWイサーク・キーセ・テリンがデビューし、途中出場からわずか2分後にゴールも決めた。迫力を見せたFW小森飛絢との2トップについて「(川崎戦の)前日練習で2トップを試し、機能すると判断していました。ですので、今後のオプションになると思いますし、ガンバ戦でも使うかもしれません」と、今後への展望を明かした。
現在、勝ち点47で7位の浦和は首位の京都サンガF.C.を勝ち点7差で追いかけている。希望になるのは、3位から6位の4チームと直接対決を残し、そのうち3試合は今季リーグ11勝と好調なホームゲームということ。一方でアウェーゲームはわずかに2勝と苦しんでいるだけに、G大阪戦を含め必ずしも上位対決ではない対戦相手とのアウェーゲームにどのような成績を残すかは、最終的に優勝を争うところまでいけるかのポイントになるだろう。
スコルジャ監督は「目標を達成したければ、アウェーゲームでの流れを変えなければいけません。キックオフから主審の最後の笛まで良い戦いをしなければいけません。そして、確かにガンバ戦のようなゲームが最終順位に影響を与えるかもしれません」と、ゲームの重要性について話した。
9月20日に組まれている3位鹿島アントラーズとのホームゲームは、浦和スタッフによるとすでにチケットの販売枚数が5万3000枚を超えている。最高の盛り上がりになると見込まれる決戦に向け、G大阪とのライバル対決を敵地で制することができるか。浦和にとって苦手のアウェーで迎える1戦は、シーズンの分水嶺になりそうだ。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)




















