22歳日本人に浮上していた名門移籍説 クラブGMが考えたシナリオ「想像していた」

NECの佐野航大【写真:REX/アフロ】
NECの佐野航大【写真:REX/アフロ】

NECナイメヘンMF佐野航大の今夏去就を振り返る

 オランダ1部NECナイメヘンは日本代表MF佐野航大が今夏にビッグクラブからの引き抜かれることを懸念していたようだ。現地メディア「VP」が報じている。

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 佐野は2023年にNECに5年契約で加入。昨季は負傷での途中離脱もあったが、リーグ戦25試合で2得点2アシストの活躍を見せた。今年6月のワールドカップ・アジア最終予選では兄のMF佐野海舟(マインツ)とともに日本代表に選出され、代表初キャップを刻んだ。

 NECは進境著しい佐野が今夏にビッグクラブから引き抜かれる可能性を懸念していたようだ。

 クラブのゼネラルマネジャーを務めるウィルコ・ファン・シャイク氏は他クラブからの関心を集めていた佐野とFWサミ・ワイサの去就問題について触れ、「2人は素晴らしスタートを切った。(夏の移籍市場で)パニックに陥ったクラブがとんでもない金額を提示してくるのはよくあること」と移籍市場での動きについて言及。「(ヨエイ・)フェールマンが移籍していたら、PSVは佐野の獲得を目指すと想像していた」と語っていた。

 オランダ代表MFフェールマンに対しては、イングランド1部ブレントフォードが2500万ポンド(約50億円)でオファーを出したが、PSVがこれを拒否したと報じられていた。結局、移籍は実現しないまま移籍期間は終了。PSVがフェールマンの後釜として佐野の獲得に動く可能性を考えていたというファン・シャイク氏だが、「もしPSVが佐野の移籍を目指していたとしても、相当な移籍金が必要になっただろう。1000万ユーロ(約17億円)で出ていくことはなかっただろう」と安価で手放すつもりはなかったと強調していた。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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