欧州日本人が危険タックル被害「あれはレッドだ」 足裏が直撃…判定を海外疑問視「幸運にもピッチに残った」

リカルド・ペレイラの足裏が古橋亨梧に直撃
イングランド2部レスター・シティは現地時間8月29日、ホームで行われたチャンピオンシップ第5節でバーミンガム・シティに2-1で勝利した。だが、決勝点を挙げたDFリカルド・ペレイラのプレーを巡っては物議が醸されている。足裏がFW古橋亨梧に直撃する危険なタックルにもかかわらず、警告のみにとどまったと指摘されている。英メディア「フットボール・インサイダー」が伝えた。
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レスターは開始早々の前半8分、注目を集めるMFアブドゥル・ファタウが鮮烈な一撃で先制。後半に入ってからは、イングランド3部から昇格したバーミンガムが反撃を試み、スタメン出場した古橋が「最も惜しいチャンス」を迎えるなど、試合は緊迫した展開となった。
そのなかで試合の均衡を破ったのはペレイラだった。後半33分、16歳ジェレミー・モンガのクロスを受け、決勝ゴールを記録。しかし、その12分前には「物議を醸す場面」があった。古橋に対して仕掛けたスライディングで、足裏が相手の脚に「高い位置で直撃」していたにもかかわらず、主審は警告のみにとどめた。
現地中継で解説を務めたドン・グッドマン氏は、「ペレイラは信じられないという表情」を見せたとしつつ、実際のプレーについては「完全にボールの上に行っている」と危険性を強調。「VARがあれば、間違いなく精査されただろう。あれはレッドカードだった」と主張しており、重大な反則だったとの見方が強まっている。
ペレイラ本人はボールにプレーしたと主張したが、「足裏でボールを越えて相手の脚を高い位置で直撃」したことに変わりはなく、主審ジョシュア・スミスはエリア外でのフリーキックとジャッジした。VARが導入されていない試合におけるレフェリングの限界を浮き彫りにしたシーンとなった。
レスターはこの勝利により、開幕戦の敗戦を乗り越えて3勝1敗とし、チャンピオンシップで3位に浮上。昨季プレミアリーグから降格したばかりのクラブにとっては、1年での即昇格に向けた弾みとなった。一方で、「今回のペレイラのような危険なプレーは避ける必要がある」との声もあり、課題も残る試合となった。
記事内では、「ペレイラは幸運にもピッチに残った」「主審が早い段階で重大な反則を見抜いていたら、結末はまったく違ったものになっていたかもしれない」と判定を疑問視。勝利の裏にあった判定の是非は、シーズン終盤の昇格争いにも影響を及ぼしかねない出来事となった。




















