負傷した小森は「そこまで悪くない」 浦和監督が言及…優勝争い大一番へ「今季の中でもカギになる」

浦和を率いるマチェイ・スコルジャ監督【写真:徳原隆元】
浦和を率いるマチェイ・スコルジャ監督【写真:徳原隆元】

20日に定例会見を実施

 浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は、8月20日のトレーニング後に定例会見を実施。2日後に迎える柏レイソルとの上位対決に向け、負傷離脱中のMF渡邊凌磨とFW小森飛絢について「どちらかが復帰できればという希望を持っています」と話した。

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 浦和は18日に公開トレーニングを実施し、7月23日の湘南ベルマーレ戦で負傷した渡邊は部分合流、16日の名古屋グランパス戦で負傷した小森は室内での別メニュー調整だった。スコルジャ監督は名古屋戦後に重傷の恐れを話していた小森の状態について「少し答えづらいですが、1試合でも欠場すれば私にとっては長期離脱になってしまいますね。最悪の場合は4週間から6週間の離脱も考えられましたが、そこまで悪くないとは言えます」と話した。

 中盤ながらリーグ戦でチームトップの7得点をしている渡邊と、浦和加入後に公式戦6試合5ゴールの小森の復帰に期待を寄せたスコルジャ監督だが、その柏戦は勝ち点4差に詰まっている上位7チームの中での直接対決の1つだ。特に浦和は残り12試合のうち5試合が、そのような上位対決になっている。

 指揮官は「上位同士の対決は、いわゆるシックスポインターで、勝ち点6が懸かっているという考え方ができます。そのうち、柏戦とサンフレッチェ広島戦がアウェーゲームです。それ以外の直接対決はホームゲームです。この金曜日の柏戦は、今季の中でもカギになる試合だと思います」として、「選手たちも賢く状況を理解していますので、私からあえて特別なモチベーションを高める必要はないと思います。この3試合、なぜ勝てたのかを選手たちに思い出させたいです。ハードワークして走って戦ったからこそ勝てたということを忘れないで欲しい」と話した。

 浦和はこの柏戦から5連戦が待ち、その中には天皇杯とルヴァン杯の準々決勝も含まれる。18日の公開トレーニングの際に堀之内聖スポーツ・ダイレクター(SD)と話す姿のあった指揮官は「先日も堀之内さんと話していましたが、普段からも戦略についても話しています」として「ルヴァン杯は2試合あります。その中で勇気を持ってベンチスタートの多い選手を起用してチャンスを与えることもできると思います」と、3つの大会をまたぐ日程での戦略的な要素についても話した。

 今季わずか2勝と苦手にしているアウェー、前回対戦はホームで0-2と完敗した柏戦に向けスコルジャ監督は「前回の柏戦と今の浦和を比較すればかなり変わっていると思います」と自信も見せ、「高い質のビルドアップを持っている柏ですから、上手くいかない場面も出てくるでしょう。その時には低い位置でしっかり守れないといけません。ただし、高い強度のプレスを掛ければその中でゾーン3で奪いショートカウンターを仕掛けられる場面も出てくるでしょう」と、ゲームを見通していた。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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