「重傷かもしれない」新ストライカーは室内調整 ウインドー閉幕間近…浦和トップ会談

練習場で意見を交わすマチェイ・スコルジャ監督(左)と堀之内聖SD【写真:轡田哲朗】
練習場で意見を交わすマチェイ・スコルジャ監督(左)と堀之内聖SD【写真:轡田哲朗】

小森飛絢の長期離脱は避けられそうか、スコルジャ監督と堀之内SDが青空会議

 浦和レッズは8月18日に公開トレーニングを実施した。MF渡邊凌磨が部分合流した一方で、16日に名古屋グランパス戦で負傷交代したFW小森飛絢は完全別メニューの調整。ピッチ上ではトップ会談の姿もあった。

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 浦和は16日の名古屋戦に2-1で勝利したが、そのゲームで先制ゴールを決めて浦和加入後の公式戦6試合5ゴールと好調を維持している小森が試合中に起こった不運な接触プレーで負傷。前半の内に交代を余儀なくされ、マチェイ・スコルジャ監督は試合後の記者会見で「重傷かもしれないという状況です」と表情を曇らせていた。

 その小森は室内練習場で調整となり、長期離脱は避けられそうだが復帰時期の目安などは非公表となった。一方で、7月23日の湘南ベルマーレ戦で負傷交代していた渡邊が部分合流するという明るいニュースはあった。

 スコルジャ監督はかねてから補強の必要性を定例の記者会見の際などに話していた。この日のトレーニングでは、堀之内聖スポーツ・ダイレクター(SD)とスコルジャ監督がピッチ上で意見を交わしている姿があった。それ自体はしばしば見られる光景だが、この日の指揮官はときに強いジェスチャーを交えながら話す姿が印象的だった。

 現在、勝ち点44で7位の浦和は8月22日のリーグ第27節で、勝ち点47で3位の柏レイソルとアウェーで対戦する。上位対決であり、かつて浦和を率いたリカルド・ロドリゲス監督との対戦にもなる。今季の前半戦は、浦和のホーム開幕戦となった第4節で柏が2-0の快勝を収めている。

 ロドリゲス監督時代に浦和でプレーしていたMF大久保智明は、敵将について「すごく戦術的なところがありました」として、「相手が3バックだったらこう、4バックだったらこう、という形がありました。前回の対戦は、当時のチームにできてしまうスペースがあるのを分析されて使われた印象があります。今は変わってきているので、どう分析するのかなというのはあります」と話す。そして、リターンマッチについて「1対1や球際のところで勝つか負けるか、五分五分のボールがどちらにこぼれるかで変わると思うので、そこをものにしたい」と話していた。

 小森の状態、移籍加入については20日に最終日を迎える登録ウインドーの動向など、浦和は試合前の時点で注目すべきことの多い状況になりそうだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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