浦和指揮官が補強を明言「近日中に」 手薄なCB獲得へ…安部裕葵の起用も示唆「短いプレータイムから」

マチェイ・スコルジャ監督が補強に言及【写真:徳原隆元】
マチェイ・スコルジャ監督が補強に言及【写真:徳原隆元】

スコルジャ監督が補強について明言

 浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は、8月14日のトレーニング後に定例会見を実施。登録ウインドーの締め切りまで1週間を切ったなかで「センターバックの人数を1人増やすところで動いていますが、近日中にアナウンスできると思います」と話した。

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 浦和は8月9日のリーグ第25節、横浜FC戦で大卒ルーキーのDF根本健太が途中出場でデビューした。DFダニーロ・ボザ、DFマリウス・ホイブラーテンの2枚看板が存在する中で、今夏のウインドーでDF井上黎生人がセレッソ大阪へ移籍した。現状、センターバックはこの3選手のみで、公開練習でも紅白戦になるとユースから練習参加している選手や、他のポジションから選手を補っていた。

 スコルジャ監督は「CBの人数を1人増やすところで動いていますが、近日中にアナウンスできると思います。アカデミーのベストプレーヤーが来て、センターバックでは田中義峯が来て力になってくれている。彼がいる時は安居海渡や柴戸海を本来のポジションで使えるし、大きな問題は起きていません」と話し、20日に終了する今夏のウインドーでCBに関しては早期決着の見込みだと明らかにした。

 そして、全体の構成について指揮官は「各ポジションに2人ずつでは十分ではないと思います。例えばボランチには試合の流れによってより攻撃的な選手、守備的な選手がオプションとして必要です。私は全体の人数というよりも、スタメンと遜色ないプレーを見せてくれるベンチのメンバーが必要だと思います。例えばウイングのところは交代した時に、人が代わったからと言ってやり方を変えることにならない方が良いと思います。ただ、そのようなチーム作りは時間が掛かりますし、1回のウインドーでそれはできないと思います」とコメントした。

 直近の公式戦で19歳のMF早川隼平が2試合で連続出場したなか、指揮官は「照内(利和)という若い才能もいますし、近い将来チャンスが訪れるでしょう」と今季ユースから昇格した若きFWにも言及。また、2年前の加入から公式戦に出場できていないMF安部裕葵について「9月のルヴァン杯(3日と7日)の前には」と、起用できる時期が近付いていることを示唆。一方で、「非常に注意深く、短いプレータイムからスタートする必要があるだろう」と、慎重な姿勢も同時に言葉にした。

 浦和は16日に名古屋グランパスとリーグ第26節のホームゲームを戦うが、翌週の22日に柏レイソルと対戦するリーグ第27節からは天皇杯とルヴァン杯も入った5連戦が待ち構える。主力のプレータイムの偏るシーズンを送ってきている浦和だが、連戦を乗り越える体勢を整えられるか注目される。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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