J2札幌、岩政大樹監督の解任を正式発表 今季就任も10位低迷…25試合は史上3位の短さ

25試合で10勝4分11敗の勝ち点34、ルヴァンカップと天皇杯でも初戦敗退
北海道コンサドーレ札幌は8月11日、岩政大樹監督との契約を解除したと発表した。7年間にわたってチームを率いたミハイロ・ペトロヴィッチ監督の後任として今季から就任。1年でのJ1復帰を掲げたが、現在10位と低迷していた。後任にはU-18の監督を務める柴田慎吾氏が就任する。
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現役時代は鹿島アントラーズなどで活躍し、日本代表にも選出された岩政監督。引退後は古巣の鹿島とベトナム1部ハノイFCで監督を経験し、今季から札幌を率いていた。しかし、リーグ戦では開幕4連敗で厳しい戦いを強いられた。カップ戦でもタイトルを狙ったものの、ルヴァンカップと天皇杯でともに初戦敗退。リーグ戦では6月から7月にかけて3連勝をマークするなど盛り返したが、ジュビロ磐田に1-5で大敗。上位との直接対決にことごとく勝てなかった。
9日に行われたV・ファーレン長崎戦では1点リードを守ることができず、後半アディショナルタイムに勝ち越しを許して逆転負け。25試合を終えて10勝4分11敗の勝ち点34で、自動昇格に11差、プレーオフには8差をつけられている状況だった。岩政監督はクラブを通じて「正直に言うと、驚きの気持ちと、見え始めていたフットボールの完成形を見られない残念な気持ちがあります」と素直な気持ちを明かし、「最後の試合の最後の場面で、攻めに行って敗れたことが今回の挑戦の全てだった気がしています。その先は、選手たちに託します」とまとめた。
来シーズン、クラブ30周年を迎える札幌。記念の年をJ1で迎えるために、13試合を残して決断をした。途中解任は2015年のイヴィッツァ・バルバリッチ監督以来、10年ぶり。25試合での退任は、クラブ史上3番目の短さとなった。
岩政監督のコメント全文は以下のとおり。
「素晴らしい時間を過ごしました。こんな場所は他にないと感じていました。本当に感謝しています。正直に言うと、驚きの気持ちと、見え始めていたフットボールの完成形を見られない残念な気持ちがあります。しかし、悔いはないので、次に向かいます。最後の試合の最後の場面で、攻めに行って敗れたことが今回の挑戦の全てだった気がしています。その先は、選手たちに託します。ありがとうございました」




















