“栃木ダービー”は栃木SCに軍配 試合前にサポーターの迷惑行為も…首位・栃木シティは完封負け

栃木SCが1-0で勝利【写真:徳原隆元】
栃木SCが1-0で勝利【写真:徳原隆元】

栃木SCが栃木シティホームで1-0で勝利

 J3リーグは7月26日に第22節を各地で行い、CITY FOOTBALL STATIONでは栃木シティと栃木SCの栃木ダービーが行われた。現在、J3首位に立っている栃木だが、第7節の初のダービーは1-1のドローとなっていた。互いにダービー初勝利を目指す一戦は、先にJリーグ入りを果たしていたアウェーの栃木SCが1-0で勝利し、勝ち点3を獲得している。

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 試合当日朝、栃木SCサポーターがスタジアム入り口に栃木シティを揶揄する張り紙を出したことで、栃木SCの横断幕が掲げられないなかで行われた。Jリーグでは珍しい国歌斉唱のあと、両チームの選手たちがピッチへ入場した。

 立ち上がりは栃木SCが押し込む展開となり、FK、CK、スローインとセットプレーからゴール前にボールを送るが、DFマティ・ヨニッチ、GK相澤ピーターコアミを中心に栃木シティがはじき返す。その後、両チームとも決定機をつくれないまま迎えた前半32分、栃木SCはCKからDF内田航平がヘディングシュートを放つ。FW田中パウロ淳一がカバーに入ったが、防ぎきれずにオウンゴールとなって栃木SCが先制点を挙げた。

 なかなかシュートが打てなかった栃木シティは、前半39分にヨニッチがエリア外からミドルシュートでゴールを狙ったが、クロスバーを越えていった。前半終了間際のラストプレーでは栃木シティが左サイドから攻撃を仕掛け、DF奥井諒のクロスをGK川田修平がキャッチしたところをFW平岡将豪がヘディング。ボールはゴールネットを揺らたが、ファウルと判定されて得点は認められずに、アウェーの栃木SCが1点リードで前半を折り返した。

 後半に入ると試合はよりオープンになり、両チームがチャンスを作りあう展開となる。しかしどちらもゴールを奪えないまま時間が過ぎていった。後半27分には後方のロングボールから、途中出場したFWピーター・ウタカが右足でゴールを狙ったが、わずかに左へ外れていき、得点はできなかった。

 その後も栃木シティが攻め込んだが、最後まで栃木シティのゴールを割ることはできずに試合はこのまま終了。栃木シティは5試合ぶりの黒星、栃木SCは4試合ぶりとなる勝利を収めて中断期間に入ることとなった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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