チチャリートがホームレス状態に? マンU、レアル共に新契約に難色
今季終了後の行き場が不透明なエルナンデス
メキシコ代表FWハビエル・エルナンデスが、来季以降にプレーするクラブが決まらないホームレス危機に直面している。英地元紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。
チチャリートの愛称で知られるストライカーは、昨夏にマンチェスター・ユナイテッドからレアル・マドリードへレンタル移籍を果たしたものの、依然として望むような出場機会を得ることができていない。
今年の夏にローン契約が満了を迎えるが、レアル側は買い取りオプションを行使しない方針であるとされているため、今季限りでスペインを離れることが濃厚視されている。
所属元のマンUとの契約は今季いっぱいで切れる上に、マンU側も契約延長に難色を示していると言われている。不透明な状況が続いている一方で、スーパーサブとして実力は折り紙付きながら、年俸などの条件面からチチャリートの獲得を乗り出しているクラブはまだ現れていない。最悪のシナリオとして、帰るクラブのないホームレス状態に陥る可能性もあるという。
先日発表された世界のリッチクラブのランク付けで、それぞれ1位と2位に選出されたレアルとマンUは、その豊富な資金力を存分に活かし、例年のように大型投資を繰り返している。そのため、実力者のチチャリートもスター軍団に埋もれる格好で、両チームで居場所を失っている。果たして、来季からメキシコの至宝がプレーするクラブはどこになるのか。チチャリートには、勝負の半年間となりそうだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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