長友佑都、5度目のW杯「明確に見えた」 主将で優勝…トロフィー掲げ「格別」「幸せ者」

キャプテンとして掲げたトロフィー「優勝は格別」「幸せ者」
日本代表は7月15日、EAFF E-1サッカー選手権の最終戦で開催国の韓国代表と対戦し1-0で勝利し、大会2連覇を成し遂げた。この大会のキャプテンに指名されていたDF長友佑都は表彰式で高々とトロフィーを掲げ、試合後には「やっぱり格別ですね、優勝は。どんな大会であれ、最後は出れなかったですけど、格別な瞬間に本当に出会えて幸せ者ですね」と喜びを口にした。
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韓国戦ではピッチに立つ機会のなかった長友だが、表彰式にはキャプテンマークを巻いて登場。直前には元日本代表キャプテンのMF長谷部誠氏にトロフィーリフトのやり方を教わるような場面もあったが、日本代表の背番号「5」の先輩でもある宮本恒靖会長から優勝トロフィーを受け取り、空高く掲げて見せた。
その宮本会長も、長友が今大会のキャプテンとして果たした役割については「周りを鼓舞しながら良い姿勢を、普段見ていない人に見せてくれたことは、日本サッカーにとっても、彼にとっても大きい。『思っていたよりも』というコメントも選手からたくさんあったと思いますが、それはサッカーのなかで大事だと思うので、いろんな意味でよかったと思います」と、世界的名門であるイタリア1部インテルで長く主力を張ったDFが、選手としての姿勢をJリーグの舞台で戦っている選手たちに伝えられた意義を評価した。
カタールW杯のクロアチア戦以来、実に950日ぶりに日本代表のピッチに立った第2戦の中国戦(2-0)ではピッチ上で健在ぶりを示した長友。宮本会長が言うようにピッチ外でも果たした役割は大きかった。多くの選手たちが長友と日々を過ごすなかで学んだことを口にしたが、長友自身は「僕は(影響を)与えたとは思っていない。普通に自分が本気で過ごしている日々を、姿を、彼らが感じ取っただけだと思う」と否定した。
それでも、その姿勢が波及していくことがプラスになると確信している。「それをひとりひとりがどう感じ取ったかはわからないですけれど」と前置きした上で、「自分は本当に『W杯の優勝メンバーの一員になる』という基準で、このE-1の戦いのなかでも意識して戦っていた。それを彼らが見て、基準が上がって、意識が高くなって変わってくれたらうれしく思います」と続けた。
森保一監督は優勝後にメンバー選考が難しくなると口にしたが、長友も「そうでしょうね」と頷き「めちゃめちゃ良いパフォーマンスをみんなしていたので、自信をもっていきます」と、初のE-1連覇を成し遂げたチームの一員として、5度目のW杯出場を狙っていくと意気込んだ。
1年後に迫る北中米W杯で5度目のW杯出場を目指している長友。「1試合しか出れなかったですけど、それでも本当に自分の中では本当に大きな1歩を踏み出せたと思っていて。W杯はまたちょっと自分の中で明確にイメージができた。自分がその場に入っていく、ワールドカップを戦ってるイメージがもう1つ明確に見えた感じがしてるんで。まだまだいっぱい、やること多いんですけどね。でも行けるなと。自分なら行けるなという思いでいます」と力強く手応えを口にした。
今後は海外組もいる日本代表でポジションをとるために、FC東京に戻ってアピールする必要がある。長友は「ガツガツやっていくしかないでしょ。もう一段、二段上げていかないと。それで東京に貢献しないと、W杯につながっていかないので。そこに燃えています」と、次の戦いへと気持ちを切り替えた。
(FOOTBALL ZONE編集部)



















