クラブ杯決勝で衝撃の一発退場「恥ずべき行為」 髪引っ張る”愚行”に海外酷評「ストレスを吐き出した」

ジョアン・ネベスがククレジャの髪を引っ張り退場
アメリカで開催されたクラブ・ワールドカップ(W杯)は、現地時間7月13日に決勝戦を行い、イングランド1部チェルシーがフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)に3-0で勝利して新フォーマットとなったクラブW杯の新王者となった。前半だけで3点をリードしたチェルシーは後半40分にはVARの結果、MFジョアン・ネベスが退場となり数的優位を得た。この時、ネベスはチェルシーのスペイン代表DFマルク・ククレジャの髪を引っ張ったが、この行為が英国内では注目されている。
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英メディア「デイリー・メール」は「PSGのMFジョアン・ネベスはチェルシー戦の敗戦のなか、一発レッドカードを出されて惨めな夜を過ごした。20歳のネベスは、ヨーロッパ王者が0-3とリードをされたなかで、積もり積もったストレスをすべて吐き出した。ボールのないところでチェルシーの左サイドバックであるマルク・ククレジャの髪の毛を引っ張り、VARで検証されることとなった。そしてアリレザ・ファガニ主審が乱暴な行為と認めることとなる」と伝えた。
英紙「ザ・サン」も「完全に頭がおかしくなった」と強めの表現で批判。そして「試合終了間際にパリの競合は明らかに自分たちのプレーとスコアに不満を募らせて、怒りが沸騰していた。20歳のネベスはペナルティエリアの端からゴールへ向かったククレジャの髪を引っ張り、退場処分となった。アリレザ・ファガニ主審はこの暴行を見逃したが、VARモニターに呼び出される。リプレーはボールのないところで、肩をぶつけ合ったククレジャとネベスに何が起きたかを示し、PSGのスター選手はスペイン人選手に対して激しい暴言を吐くとともに長い髪を引っ張って地面に押し倒した。主審がレッドカードを突き付けるまで、それほど時間はかからなかった」と、状況を振り返った。
SNS上でもさまざまな反応が見られている。PSGのファンは「ジョアン・ネベスは完全に頭がおかしくなった。完全に不要なレッドカードだった」や「あれでレッドカード! サッカーのピッチ上で恥ずべき行為だ!」と批判。また、プレミアリーグでもククレジャは髪を引っ張られて相手が退場になったことがあり、「ククレジャは絶対に髪を切るべきではない」と、時に数的優位をもたらす髪型の維持を求める声も上がった。
試合終了後には、PSGのルイス・エンリケ監督が、チェルシーの3点目を決めたFWジョアン・ペドロを突き飛ばす場面もあった。こちらは試合が終わったあとのことで、レッドカードが出されることはなかったが、今後、何かしらの処分があっても不思議ではない。盛り上がった一方で、スケジュールが過密になるなどの問題も多く出た今回のクラブW杯だが、後味がスッキリするという大会にはならなかった。




















