なでしこジャパンのE-1初戦は4発快勝 歴代2位の8人が代表デビュー…3連覇へ好発進

E-1サッカー選手権の初戦だった
なでしこジャパン(日本女子代表)は7月9日、韓国で行われているEAFF E-1サッカー選手権の初戦でチャイニーズ・タイペイと対戦し、4-0で快勝した。
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昨季まで日本国内でプレーしていた選手をベースに組まれたチームは、5人が代表デビューのスタメンに立った。一方のチャイニーズ・タイペイは、日本育ちで注目されたMF松永早姫がスタメン出場した。
序盤から日本が攻勢に出たゲームは前半22分、中盤のパス交換からMF成宮唯が背後へ供給。そこにFW愛川陽菜が抜け出し、GKの直前でコースを変えたところにDF矢形海優が走り込んで押し込んだ。ともに代表デビュー戦の愛川は初アシスト、矢形はFWが本職ながらサイドバック起用されたところで昨季のWEリーグ日本人最多ゴールの得点感覚を見せた。
さらに前半25分には愛川のパスに成宮が背後に飛び出すと、中央へ折り返し。FW高橋はなが飛び込んだこぼれ球を、こちらも代表デビュー戦のMF滝川結女が押し込んだ。その後は高橋の決定機が相手GKのファインセーブに阻まれるなど追加点は生まれず、2-0でハーフタイムを迎えた。
後半立ち上がりの3分、日本は高い位置からのプレスでボースを奪うとFW山本柚月のラストパスに高橋が抜け出してGKとの1対1を冷静に決め、3点差とした。後半25分には交代出場して代表デビューした直後のMF吉田莉胡が左サイドから低いクロスを入れ、これが相手のオウンゴールを誘い4-0に。なでしこジャパンは大会初戦を大勝で飾った。
ニルス・ニールセン監督は、後半の交代で3選手を代表デビューのピッチに送り込み、合計8人が初出場。1試合における代表デビュー戦の人数は1981年9月6日に神戸で行われたイングランド戦などの6人を超えて歴代単独2位になった。公式記録での1位は日本女子代表の結成初戦のため、事実上の最多を記録した。
3連覇を目指すチームは13日に韓国女子代表、16日に中国女子代表と対戦する。新戦力を多く加えたチームが女子ワールドカップ(W杯)や五輪にも出場する東アジアのライバルとどれだけ渡り合えるか注目される。
(FOOTBALL ZONE編集部)





















