新潟→スペイン1部に移籍「まだ実感が」 先送りになった夢…28歳で「ラストチャンス」

なでしこジャパンの平尾知佳「やっぱり悔しい気持ちはずっとありました」
なでしこジャパンは7月8日、韓国で開催されているEAFF E-1サッカー選手権の初戦となるチャイニーズ・タイペイ戦に向け、トレーニングに臨んだ。国内組中心で構成されているが、なかには今夏に海外移籍した選手も。アルビレックス新潟レディースからスペイン1部グラナダCFに移籍したのはGK平尾知佳だ。
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2018年から新潟で7シーズンにわたってプレーした平尾。6月19日にグラナダ移籍が発表されたが、「初めての海外移籍に挑戦というところで、すごくワクワクはしているんですけど、まだ実感が湧いていないというか、まだスペインには行っていないので、まだ日本の選手という気持ちではいます」と明かした。
28歳と選手としても旬を迎え、「今回がラストチャンスかなと思った」と新たなチャレンジを決断。「もう高校生の頃からずっと海外でやりたいと思っていたんですけど、やっぱりタイミングとかいろいろな縁がなかったので、ずっと先送りになっていました」。長年の夢を叶え、心身ともに充実して韓国入りした。
なでしこジャパンとして2023年ワールドカップ、2024年のパリ五輪にも選出され、海外組中心のチームメートから刺激を受けた。「みんな海外で活躍していて、海外にいる選手のほうが対外国人になったときに、すごく活躍している印象を持っていて。やっぱり悔しい気持ちはずっとありました」と心境を明かす。
移籍の際にひとつだけ引っかかったのが新潟への思い。「8年もいたので、本当の地元のように思っていました。離れるのが悲しいほど、アルビを好きになってしまったので」とポツリ。「寂しい気持ちではあるんですけど、背中を押してくれたので、期待に応えないといけないと思っています」と力を込めた。
新潟との契約は6月までだが、「チームにアルビの選手として戦ってこいと言われました」と、今回の大会にかける思いは人一倍強い。「アルビの選手として最後の大会なので、アルビレックス新潟の価値を上げるためにも、E-1で活躍して最後を終わりたいなというふうに思っています」と有終の美を誓った。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)




















