浦和を退団→欧州挑戦の訳「チーム状況も含め」 最終節3日前に決断…名門移籍の舞台裏

エバートン移籍が決まった石川璃音【写真:Noriko NAGANO】
エバートン移籍が決まった石川璃音【写真:Noriko NAGANO】

石川璃音がエバートン移籍について言及

 なでしこジャパン(日本女子代表)DF石川璃音が7月7日、韓国で行われるEAFF E-1選手権の練習初日に参加。トレーニング中に移籍先が発表され、新天地に向けた移籍の舞台裏を明かした。

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 WEリーグ・三菱重工浦和レッズレディースから6月27日に海外移籍が発表されていた石川。この日、なでしこジャパンに合流して汗を流している間に浦和から移籍先がイングランド女子1部エバートンに決まったことがリリースされた。

「(発表された)らしいですね! 個人としては、WEリーグの最終節の3日前に正式に海外に移籍することを決めて、そこからチーム探しをして、決定して、やっと皆さんに行く場所を伝えられて良かったと思います」

 最終節3日前は5月14日。その後、5月30日と6月2日にはなでしこジャパンが臨むブラジル女子との2連戦に参加した。ブラジル遠征を終えて渡欧。メディカルチェックを済ませた。移籍の決め手はなんだったのか。

「チーム状況も含めて、将来のこと考えて、未来のこと、ワールドカップだったりオリンピックのこと、何年後かを考えた上で、自分を想像してワクワクする方を選びました」

 浦和は今夏、今大会に招集されているMF塩越柚歩やDF遠藤優らの移籍によって、大量流出が決まっている。石川が早い段階で海外挑戦を決めたのは「1人抜けたらチームも早く動かないといけないから」だ。

 目標は“ビッグ”な選手になること。「世界中の皆に認められるセンターバックになるというのが、自分の目標です。璃音がいたら勝てると思ってもらえるような選手」。海を渡り、大舞台へ。石川は欧州でまた一段と成長を遂げるはずだ。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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