長友佑都「懸けています」 2年苦しんだ「142」…“主将”が背負う日の丸の意味

日本代表の長友佑都【写真:Noriko NAGANO】
日本代表の長友佑都【写真:Noriko NAGANO】

長友佑都は8日の香港戦に向けて意気込み

 日本代表DF長友佑都が7月7日、韓国で開幕したEAFF E-1選手権のトレーニングに参加。8日に行われる初戦の香港戦に向けて闘志をたぎらせた。国際Aマッチ142試合出場の38歳は主将を任せられた。2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)を最後に出場から遠ざかっている長友は「懸けていますよ」と、語尾を強くした。

【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!

 気温32度を超える夕方の韓国。公式練習ながら試合会場ではなく異例の別ピッチでトレーニングした日本代表は、約1時間半、戦術を確認した。長友は1人、木陰で入念にストレッチ。アップでは先頭を走って、初招集14人の“新生”森保ジャパンを牽引した。

「まだ(周囲が)緊張している部分とか、硬い部分もありましたけど、みんな才能を持っていますし、明らかに今後海外に出ていく選手だったり、日本代表を担っていくような選手たちの可能性は、僕の目からですけど、感じている。ただね、そういう選手たちが萎縮したりとか、ちょっと怖がったりとか、そういったことがないように。日の丸を背負うということは、やっぱりプレッシャーもすごいですし、Jリーグとはやっぱり違うと思うので、そういう部分は本当にオープンに積極的に彼らが戦えるように、サポートというのは自分の中ではしたいなと思っています」

 カタールW杯後の2023年3月に日本代表復帰後、断続的に招集されてきた。だが、ベンチ入りは1度のみでそこから12試合連続でベンチ外。142試合積み上げた長友にとって、次の「1」が遠かった。

 そんな姿をもちろん森保一監督は理解。“大和魂”を植え付けるために主将に任命した。「僕も記事を見て知りました。自分はキャプテンだと思ってそれぐらいの気持ちでずっとやってきたから。自分の姿勢は変わらない」。142試合から143試合へ。準備万端整った。

「懸けていますよ。悔しい思いをしているので。ここでなかったらW杯に繋がらないと思っている。懸けています」

 年齢も経験も関係ない。競争を勝ち抜いてポジションを掴み取る。さあ、長友佑都の出番だ。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング