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終了間際、本田に声が掛かるも…出番なし ミランは降格圏のクロトーネと1-1ドローの失態
サパタが同点ゴール、4-2-4システムで圧力を掛けるも逆転ならず
日本代表FW本田圭佑が所属するACミランは、30日の敵地クロトーネ戦で1-1の引き分けに終わった。下位との2連戦で未勝利の失態となり、来季のヨーロッパカップ戦出場権の確保へサバイバルの状況が続いている。ベンチスタートの本田に出番はなく、2試合連続出場はならなかった。
ミランは前節に17位のエンポリに1-2で敗れ、今節は降格圏の18位に沈むクロトーネとのゲームになった。しかし、前半8分に守備陣の乱れを突かれて相手FWトロッタに先制ゴールを許す苦しいゲーム展開になった。
ミランは後半5分にコーナーキックからDFクリスティアン・サパタが同点ゴールを決めると、勝ち越しゴールを目指して攻勢を強めた。ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督はベンチからFWルーカス・オカンポス、FWカルロス・バッカをピッチに送り込み、4-2-4システムでゴール前に圧力を掛け続けた。
しかし、クロトーネのゴールを割ることはできず、試合終了間際には相手のカウンターでチャンスになりそうなところをMFユライ・クツカが潰すと2枚目のイエローカードで退場処分に。歯車の噛み合わない戦いのままタイムアップを迎え、1-1のドロー決着となった。
前節は後半終了間際にモンテッラ監督の声が掛かった本田だったが、この日はピッチに立つことなく試合終了となった。
ミランはエンポリ、クロトーネといった下位2チームとの連戦で勝ち点1に終わる大失態となり、勝ち点59の暫定6位となった。来季のUEFAヨーロッパリーグへの出場権は、イタリア杯の決勝に首位ユベントスと4位ラツィオが進出しているため、リーグ6位に回ることが濃厚な状況にある。しかし、勝ち点を稼ぎたいゲームを落としてしまったことで、そのサバイバルは残り4試合も続いていくことになった。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images