欧州挑戦の22歳へ「10年帰ってこないつもりで」 長友佑都が激励「想像以上の厳しさが待っている」

長友佑都が野澤大志ブランドンへエール
FC東京は6月28日に行われたJ1リーグ第22節の横浜FC戦に2-1の逆転勝利を収めて15位に浮上した。この試合はベルギー1部アントワープへの完全移籍が発表されたGK野澤大志ブランドンのラストマッチとなったが、後半43分にDFバングーナガンデ佳史扶との交代でピッチに立ったDF長友佑都が、試合後のミックスゾーンで欧州挑戦に出る守護神にエールを送った。
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残留争いの渦中にいるFC東京にとって、前回の横浜FM戦(3-0)とこの横浜FC戦は、シックスポインターといえるゲームだった。その2試合に2連勝できたことで、順位を暫定15位まで押し上げたが、両試合に出場した長友は「2連勝できたので、本当に良かったです」と安どの表情を見せた。
そして、「前半の流れが点を取られたこと含めてよくなかった。勢い自体もなかったし。それでも後半に取り戻せて、しっかり押し込んだ自分たちの厚みのある攻撃が見せられたと思います。それがPKにつながった。1本、PKは外してしまいましたが、それでもああやってペナルティエリア内に入っていく攻撃は見せられたんじゃないかなと思います。ゴールを取るためにペナルティエリアに行くランとか、追い越す動きも増えてきている。今まではウインガーが足元でもらってとか、個々で崩さないと違いを作れないとなかなかチャンスが作れなかったが、今はチームで連動して、動かせるようにはなっている。まだまだ全然ですけどね」と、チームが徐々に松橋力蔵監督のスタイルに順応しつつあると語った。
そうしたなかで正GKの離脱はチームにとっても大きな打撃になるが、日本人選手として最も世界で活躍した選手の一人である長友は長期にわたって欧州で戦ってほしいと期待を込めた。
「もう気持ちでしょ。向こうに行ったら自分が想像する以上の厳しさが待っていると思います。そこは本当に気持ちと根性で乗り越えていってほしい。GKに限らずどのポジションでも(日本人選手が欧州に行くと)難しいですよ。向こうからしたら、どのポジションであっても、助っ人外国人として見られるので。そこは本当に厳しい目で見られるなかで戦うことを覚悟して、10年ぐらい帰ってこないつもりで頑張ってほしいなと思います」と、欧州へ旅立つ決断を下した22歳の守護神へエールを送った。




















