鈴木優磨が要求「もうちょっと見てくれ」 足踏みの首位鹿島…指摘した「自分たちの問題」

町田に1-2で敗れた鹿島、PKを決めた鈴木も「最近、入りが良くないですね」
J1リーグで首位に立つ鹿島アントラーズは、6月21日の第21節でFC町田ゼルビアと対戦して1-2で敗れた。首位に立っている鹿島だが、前半はほとんど良いところがなく2失点を喫した。後半に入ってから反撃に転じたが、返したのは後半40分のFW鈴木優磨の1点のみに終わった。
【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!
試合後のミックスゾーンで鈴木は「最近、入りが良くないですね」と開始6分で先制点を許した一戦を振り返り、「マンツーマンで来る相手に対して、もうちょっと前半は背後を狙ったり、特に前半自陣に押し込まれているときに、ひっくり返したりしても良かったかなと思いますね。レオ(・セアラ)も落ちてきちゃったので。レオもボールが来なくて歯がゆかったとは思いますが、やっぱり最前線にいる選手はなるべく前で引っ張ってくれないと、難しいゲームになってしまう」と、チームとしての試合運びを反省した。
強度を求める町田に苦しめられたというよりは、あくまで自分たちに問題があったと鈴木は言う。「自分たちの問題ですね。やっていて、めっちゃプレッシャーが早かったわけではない。右利きの選手がどうしても多いので、右に向くことがすごく多いんです。前半とか左がすごく空いていて、もうちょっと見てくれと言ったんですが、必要以上にプレッシャーを感じて、自分の取られない右足にボールを置いて、どうしても右サイドにというシーンが増えている。もうちょっと左に向いてほしいなと思いました。でも、距離感も良くなかったですし、相手のやりたいように進められてしまった」と、攻撃の組み立ての際に感じた問題点を指摘した。
そして、それ以上に鈴木が気にしたのが「決定機の少なさ」だった。「ハプニング的なミスで失点することは、減らしていかないといけないけれど、あるもの。そこで2点取る力をつけることがチームとしても大事だと思う。そのなかで決定機が少ない。試合を支配しても決定機が少ないのは、自分自身もすごく気がかりです。あれだけ押し込む時間がちょっとずつ増えているんだったら、もっと決定機を増やしていかないといけないと思います」と、相手に警戒されるなかで、PK以外では後半5分に放った左足のミドルシュートのみに終わった40番は課題を挙げた。
後半戦のスタートが1分け1敗となった首位の鹿島。鈴木は「決定機を増やすには、コンビネーションだけではどうしても上がらない。個人の能力を上げていくしかない部分でもあるので、そこは全員で取り組んでいく必要があるかなと思います」と、チームでビハインドを跳ね返せるだけの攻撃力を付ける必要性を強調した。
(河合 拓 / Taku Kawai)




















