主力欠場危機、メンタル不安…欧州準V相手も「チャンスある」 元代表MFが断言「プラン色々ある」

インテルは初戦でモンテレイと引き分けた
浦和レッズのMF原口元気は、現地時間6月20日にクラブ・ワールドカップ(W杯)の第2戦、インテル(イタリア)戦の前日取材対応を行った。対戦相手について、シーズン終了直後の大会に臨んでいるヨーロッパ勢の難しさが自分たちのチャンスになるという印象を話した。
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浦和は初戦でリーベルプレート(アルゼンチン)に敗れ、インテルはモンテレイ(メキシコ)と引き分けた。グループリーグが上位2チーム突破の関係上、浦和はインテルに敗れると決勝トーナメント行きの可能性が潰える。可能性を繋ぐためには、最低でも引き分けることが必要になる。原口は「勝ち点を取らないと上に行けないので、必ず取らないといけない試合だと思います」と語った。
イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」によると、インテルはフランス代表FWマルクス・テュラムがハムストリングに不安を抱え、すでに浦和戦の欠場を決めているという。それに加え、同紙によるとMFハカン・チャルハノール、MFダビデ・フラッテージ、DFデンゼル・ダンフリース、DFヤン・アウレル・ビセック、MFピオトル・ジエリンスキの5人が現地時間19日のトレーニングで別メニュー調整だったとした。
そうした状況のインテルだが、原口は「レギュラー選手が5、6人いなくて、得点源も出られない状況でもクオリティーのあるチームなので、一瞬でもスキを見せたらやられてしまう。相手の嫌がることをやらないといけない立場だと思うので、どうやったら相手が嫌かを一番に考えながら。プランもいろいろとあるので、それを遂行しながら選手が判断していくのが大事だと思う」と話す。
今大会を見ても、前日には欧州王者パリ・サンジェルマン(PSG、フランス)がボタフォゴ(ブラジル)に敗れるなど、欧州勢の苦戦が目に付く。「この前のインテルとモンテレイの試合を見ても、フィジカル的にもメンタル的にもトップじゃないとすぐに分かった」と話す原口は「モチベーションの部分か分からないけど、フィジカル的な部分もメンタル的な部分でも、南米や僕らのやってやろうという部分と、シーズンが終わったばかりのヨーロッパのクラブの差は少しあると思う」との印象を話す。
初戦は南米の強豪に屈した浦和だが「十分に勝ち点を取るチャンスがあると思う」と話す原口。ドイツで10シーズンのプレー経験を持ち、2018年ロシアW杯では日本代表のW杯決勝トーナメント史上初ゴールを決めたアタッカーが、大舞台で勝負強さを発揮できるか期待される。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)





















