降格圏が目前「この結果は私の責任」 公式戦3連敗…指揮官が配置見直しを示唆「頭を巡っています」

松橋力蔵監督「最適な交代カードを切る必要もあると思います」
FC東京は5月25日のJ1リーグ第18節のサンフレッチェ広島戦に0-3で敗れた。公式戦3連敗となった試合後、松橋力蔵監督は打開策について「現時点では、フォーメーションも1つ頭にあります」と、システム変更の可能性にも触れた。
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前節の浦和レッズ戦、ルヴァン杯3回戦の湘南ベルマーレ戦と連敗している悪い流れを止めたかったFC東京だが、後半4分にセットプレーの二次攻撃から先制を許すと、10分後にはGK野澤大志ブランドンに手痛いミスが出てビハインドが2点に。試合終了間際にはPKを与えるも、相手のシュートが枠外に逸れたが、直後に流れの中から追加点を許して3点差での敗戦になった。
分かりやすく何か決定的にうまくいっていない部分があるかというとそうでもなく、ある程度パスもつながり、シュートまでいく場面もある。何度も同じような場所から突破を許すわけでもない。しかし、気が付けば先制を許し、ミスで傷口が広がる。いつのまにか劣勢になって試合が進んでしまった。また、途中出場させたFWマルセロ・ヒアンが試合中に負傷を訴えて後退を余儀なくされるなど、悪循環も続いた。
松橋監督は「その中でも勝たなくてはいけない。しっかり抑えないといけないし、点を取らないといけない。敗戦には必ず理由がある。フワッとした部分をどう締められるか。90分の中での高い集中力や予測力を、自分たちで構築しないといけない。何となくのところでやられると、何となくゲームが進む。僕自身も失点の原因がタイムリーにハッキリするわけではないですけど、最適な交代カードを切る必要もあると思います」と話した。
また、試合後会見で「この残念な結果は私の責任でもありますし、最近はリーグ戦だけに限らずカップ戦でも敗戦が続いていて責任を感じています。これをどう打開するか、このゲームの総括よりも先のことに頭が向いています」と話した松橋監督。打開策を問われると、「現時点では、フォーメーションも1つ頭にあります。それ以前に選手の特徴を見て、どう最大値を出せるか。それが立ち位置というかポジションだと思う。それに関しては頭を巡っています」と、システム変更の可能性にも触れた。
国立競技場開催でのホームゲームでの敗戦は2014年以来と、相性の良かったシチュエーションも生かせず。試合前と順位は17位で変わらないものの、降格圏の18位横浜FCには勝ち点と得失点差で並ばれて総得点の差で残留圏内の位置にいる状態になってしまった。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)