ブラジルとの2連戦に臨む

　日本サッカー協会は5月20日、日本女子代表（なでしこジャパン）がブラジル・サンパウロで臨む同国女子代表との国際親善試合（30日、6月2日）に向けたメンバーを23人を発表した。今季のWEリーグMVPに選ばれた日テレ・東京ヴェルディベレーザDF山本柚月が初選出された。

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　なでしこジャパン（日本女子代表）は、5月30日と6月2日にブラジル女子代表と行う国際親善試合のメンバーを発表した。ニルス・ニールセン監督は、「世界のどのあたりにいるか試す素晴らしい機会」と話した。

　ブラジルは昨夏のパリ五輪で銀メダルを獲得し、2027年女子ワールドカップ（W杯）の開催が決まっている強豪。ニールセン監督は「対戦相手として非常に手強い素晴らしい相手になる。現時点でなでしこジャパンが世界のどのあたりにいるか試す素晴らしい機会だと思います」と話した。

　昨年末になでしこジャパン史上初の外国人監督して就任が発表されたニールセン監督は、最初の活動になった今年2月の国際大会シービリーブズ・カップでチームを優勝に導いている。そして、4月には国際親善試合コロンビア戦に臨んで1-1の引き分けに終わった。

　それを踏まえニールセン監督は「前回のコロンビア戦では選手が躊躇している面が見られたので改善したい。アウェーの雰囲気は新しい経験にもなると思う。厳しい環境の中でいかにベストを出せるか取り組みたい」と話している。

　負傷の影響でコロンビア戦に不参加だったMF藤野あおば、MF谷川萌々子が復帰したほか、国内組では今季のWEリーグでMVPを獲得したMF山本柚月が初選出された。所属の日テレ・東京ヴェルディベレーザの松田岳夫監督が「GK以外ならどこでもできるポテンシャルがある」と話す山本について、ニールセン監督はサイドバックでの起用構想を明かし、「チームに貢献できる選手だと強く思っている。彼女ができることや強みを見せてもらいたい」と期待を込めた。

　MF長谷川唯らの主力をそろえ、現時点のベストメンバーを組んでブラジルのサンパウロで行う連戦は、日本時間では5月31日に9時30分と6月3日8時00分にキックオフされるが、試合はいずれもABEMAにて生配信される。