難しいクラブW杯との両立「意識している」 浦和監督が明かした“ロッカーの雰囲気”

スコルジャ監督「セーブするということにならないようにしないといけません」
浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は、5月19日のトレーニング後に定例オンライン会見を実施。21日に入ったリーグ戦の川崎フロンターレ戦について「この試合では個人の能力が試合を決めるかもしれません」と話した。
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浦和は17日のFC東京戦で、2度のリードを許しながら追いつき、最後はMF松本泰志のゴールにより3-2で競り勝った。指揮官は「チームワーク、チームスピリットがよく出ていたと思います。それは、本日のミーティングでも言及しました。クラブW杯に向かうなかで、このような試合ができたことは非常に大きかったと思います。リードされたなかでのプレー、サブの活躍というものが重要になります。こういうゲームをプレーできたからこそ、一体感が高まっていると思います」と話した。
川崎がAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)に出場していたことで変則日程になるゲームだが、鬼木達監督から長谷部茂利監督に代わった川崎について「より攻守のバランスが取れたチームになっていると思います。鬼木監督はビルドアップや攻撃に重点を置いていたようですが、長谷部監督は攻守のバランスを取ろうとしているでしょう。また、相手の強みを消そうとする監督でもあると思います」と話す。
スコルジャ監督が率いる浦和も整理されたチームであり、攻守のバランスを崩さないことに定評がある。だからこそ「彼らは最も強力な武器を我々にぶつけてくるでしょう。それは、エリソンとマルシーニョです。この選手たちは試合のいかなる時間帯でも我々に脅威を与えてくるでしょう」として、「こういった試合での個人の能力は重要になってきます。だからこそ先ほどブラジル人選手2人の名前を挙げました。しかし浦和にもスキルがあり、能力の高い選手がいます。この試合では個人の能力が試合を決めるかもしれません」とゲームのポイントを見通した。
この川崎戦も含め5連戦の真っ只中にある浦和だが、6月16日からはクラブ・ワールドカップ(W杯)に参加する。スコルジャ監督は「浦和に関してはクラブW杯に行くまでにできるだけ勝ち点を取ろうとしていますし、ACLの終わった川崎も同じでしょう。クラブW杯の前にしっかり勝ち点を積んでおかないと、大会が終わった後に目標に向かっていくのが難しくなると思います」と話す。
そのうえで、第2戦では、今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の決勝に勝ち残っているインテル(イタリア)と対戦する大会について「ロッカールームの雰囲気を見れば、クラブW杯を意識しているという要素は見受けられます。それに対して言及する回数も増えているでしょう。ただし、だからこそ(力を)セーブするということにならないようにしないといけません。Jリーグで重要な試合が4試合あります。そこにベストを尽くしたいと思います」と、世界の頂点へ挑戦する大会をどう意識するかについて話していた。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)





















