Jリーグに要望「しっかり考えて」 中2日の過密日程を問題視…柏指揮官「選手たちはロボットではない」

リカルド・ロドリゲス監督がリーグ日程について言及【写真:徳原隆元】
リカルド・ロドリゲス監督がリーグ日程について言及【写真:徳原隆元】

柏は12戦ぶりに黒星を喫した

 柏レイソルは5月17日、J1リーグ第17節でFC町田ゼルビアに0-3で敗れ、12戦ぶりの黒星を喫した。リカルド・ロドリゲス監督は「まずは町田さんを称えたいと多います。前半からいいプレーをしていましたし、決定力の高さを立ち上がりで証明しました」と話しながらも、中2日で臨まざるを得なかった日程について言及した。

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 この試合まで11戦負けなしと絶好調だった柏。だが14日に横浜F・マリノスと日産スタジアムで戦っており、中2日でこの試合を迎えていた。「中3日での試合は選手としても十分耐えられるスケジュールかと思います。ですが、中2日というのは生理学的に見ても回復することはとても難しい」。選手のコンディション面を考慮し、横浜FM戦からはスタメンを6人変更した。

 雨の影響もあり、武器のつなぐサッカーを発揮しづらいグラウンドコンディションだったことも重なり、前半16分までに2点のビハインドを追う展開。指揮官は前半37分に2枚替えを行うなど、後半15分までに5人の交代枠を全て使い切り、戦況を好転させようと動いた。それでも、最後までゴールを割ることができなかった。

 試合後の会見では「これは言い訳とは捉えないでほしい」と前置きしたうえで、試合の日程について言及した。

「選手たちはロボットではありません。過密スケジュールは怪我のリスクを高めることにつながってきます。別の機会では清水さん、マリノスさんが中2日で我々の試合に臨んだということがありました。我々にはメリットはありましたが、彼らにとってはリスクのあるスケジュールだったかと思います。そして今回我々は中2日で今日の試合に臨まないといけませんでした。パフォーマンスが落ちる、怪我のリスクが高まる、その部分を考慮してメンバーを決めたのはあります」

 そしてこう付け加えた。「Jリーグのクオリティーをさらに高めたいのであれば、このスケジュールの部分を改めてしっかり考えてほしいと思っています」とJリーグに“要望”した。

(FOOTBALL ZONE編集部・井上信太郎 / Shintaro Inoue)



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