浦和、主力2選手に復帰の可能性 助っ人不在の影響…スタメン起用か否かで違う勝ち点

グスタフソンのスタメン起用か否かで1試合の平均獲得勝ち点が1ポイント違う
浦和レッズは5月13日に公開トレーニングを実施した。ここ3試合欠場しているMFサミュエル・グスタフソンが合流した他、別メニュー調整ながらGK西川周作もピッチを上げる姿があり、今週末のFC東京戦に復帰する可能性が浮上している。
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西川は5月6日のガンバ大阪戦、前半4分に右サイドからのクロスをジャンプしてキャッチ。しかし、着地後に足を気にする姿を見せ、一度プレーが切れてメディカルスタッフが入った。左足の状態を確認した後に一度はプレーに戻ったが、直後のプレーで試合続行不可能に。手を挙げてプレーを止めることを要求し、前半9分にGK牲川歩見との交代になった。
そして11日のアルビレックス新潟戦は牲川がフル出場し、西川は登録メンバーから外れた。それでも、この日のトレーニングでは室内でエアロバイクをこぐ姿が見られ、ピッチに姿を現すとランニングの他にGK用のメニューも実施。紅白戦などに合流はしなかったものの、新潟戦前にマチェイ・スコルジャ監督による「周作をまたピッチで見る日は遠くないだろう」との言葉があった通り、復帰までは秒読み段階に入っているとみられる。

また、5月3日の東京ヴェルディ戦から3試合連続欠場となっていたグスタフソンについても、この日のトレーニングでフル合流する姿が見られた。練習後にチェックを行った関係から取材対応は行われなかったが、存在感の絶大なプレーメーカーの復帰も近そうだ。今季の浦和は、グスタフソンがスタメン起用されたか否かで1試合の平均獲得勝ち点が1ポイント違うだけに、ここ2試合連続で後方からの前進に苦しんでいるチームへ復帰が待ち望まれる。
新潟戦でスタメン出場した選手たちはリカバリー中心のメニューで負荷を掛けなかった。4月13日のFC町田ゼルビア戦から5連勝する好調さを見せた浦和だが、その町田戦から新潟戦まで4週間で7試合を消化したスケジュールで、フィールドプレーヤー9人がスタメン継続だったことからも、勝利を逃した最後の2試合は疲労感も見えた。
今週末の17日に行われるFC東京戦から6月1日の横浜FC戦までは、いずれも水曜日に試合が入る厳しい5連戦が待つ。その後は米国に旅立ってクラブ・ワールドカップ(W杯)に臨むが、中心選手の復帰が近づく頼もしさと同時に、連戦のマネジメントも課題になりそうだ。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)





















