ポグバ彷彿の20歳…J2から描く未来「海外で爆発したい」 世代別10番の逸材が覚醒間近

いわきの石渡ネルソン「試合に出られるようになって自信はついてきている」
いわきFCは5月11日、J2リーグ第15節で北海道コンサドーレ札幌と1-1で引き分けた。特に光る才能の片鱗を見せたのが、10日に20歳の誕生日を迎えたばかりのMF石渡ネルソン。世界を見据える逸材が「いわきに来て試合に出られるようになって、やっぱりすごく自信はついてきていると思う」と手応えを掴んだ。
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セレッソ大阪U-18に在籍中の2022年、わずか17歳でトップデビューを飾った石渡。2023年には高校3年生でのトップチーム昇格を勝ち取ったが、この年はリーグ戦の出場ゼロに終わった。昨年は愛媛FCへ期限付き移籍で同12試合に出場。いわきに期限付き移籍となった今季、ついに覚醒の雰囲気を漂わせている。
第6節のFC今治戦で初先発を果たすと、中盤のレギュラーに定着。コンディション不良で欠場したブラウブリッツ秋田戦を除き、スタメン出場を続けている。石渡も「いわきに来て試合に出られるようになって、やっぱりすごく自信はついてきていると思う。しっかり1年間を通して試合に出続けるのが目標なので、まだ序盤ですけど満足せずにもっともっとやっていきたいです」と話す。
この試合では前半34分に先制を許したが、後半は石渡の推進力を生かして徐々にペースを握ることができるように。終盤の決定機では石渡のシュートが枠外となり、「けっこう自分の特徴だったりは出せたと思いますけど、あそこで決めていたら勝てたかもしれない。上に行く選手というはあそこで決めると思うし、全然なんか満足はできていないです」と悔しさを隠そうとしなかった。
MF高嶺朋樹ら実力者の多い札幌相手にも、臆することなく仕掛けてファウルで止められるシーンも印象的だった。「僕もJ1のクラブからレンタルで来ているので、ゆくゆくはJ1、海外でやりたいし、ビビっていたら何も始まらないと思う。特に1対1とかは負けたくないので、そんな感じです」と自信を覗かせた。
U-18日本代表では背番号10を背負ったこともある才能は、いずれは必ず海外でも通用するはずだ。身長185センチの体格を生かしたスケール感は、ポール・ポグバを彷彿とさせる。「セレッソで育っているので、帰って活躍してから海外で爆発したい。そのために今はいわきで100パーセント頑張っているので、目の前の1試合1試合に向き合っていきたいです」とさらなる飛躍を誓った。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)




















