レアル“BBC”が称賛以上に批判される理由 「欧州最強トリオ」が背負う宿命とは

尽きることのないバルサ“MSN”との比較論 「エル・クラシコ」でインパクトを残せるか

 4月23日、今シーズンのリーガのタイトルを占う一戦、レアル・マドリード対バルセロナの「エル・クラシコ」が、サンチャゴ・ベルナベウで行われる。スペインだけでなく欧州の頂点を常に争う2強の対決は、全世界の時計を止めると形容される決戦だ。

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 世界トップクラスの選手の競演――特にそのなかでも、それぞれの選手の頭文字を取った「BBC」と呼ばれるレアル・マドリードの元フランス代表FWカリム・ベンゼマ、ウェールズ代表FWギャレス・ベイル、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの3トップ、「MSN」と呼ばれるバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス、ブラジル代表FWネイマールの3トップの対戦は、“欧州対南米”の最強トリオの激突として近年高い注目を浴びている。

 残念ながら今回は、4月8日に行われたリーガ第31節マラガ戦(0-2)でネイマールが退場処分を受け、その際に審判を侮辱する拍手をしたとして3試合の出場停止となったため、両者の対戦は実現しないが、「BBC」と「MSN」、どちらのトリデンテ(三叉の槍)が優れているのかとの議論は尽きることがない。

 過去の数字を見れば、前者が1試合平均0.77得点、後者が1試合平均0.82得点(それぞれのリーガの過去3シーズンの1試合平均得点)と、どちらのトリオも高い数字を残しており優劣はつけがたい。だが、好き嫌いや応援するチーム、出身国の違いなどでその意見は大きく変わってくる。バルセロナのお膝元であるカタルーニャメディアは、「MSN」を称賛し「BBC」を卑下することはあっても、その逆の報道を全くしないことは一つの例と言えるだろう。

 

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