今夏に横浜F・マリノスはリバプールと対戦する

　イングランド1部リバプールは今夏に来日し、J1横浜F・マリノスと対戦することが決まった。リバプール地元メディアではMF南野拓実（現ASモナコ）、MF遠藤航に続く日本人選手獲得の可能性について触れ、トリコロールを身にまとうMF山根陸の存在に注目していた。

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　リバプールは現在プレミアリーグで首位を独走し、5季ぶりのタイトル獲得に向かって突き進んでいる。日本代表キャプテンの遠藤も所属する名門は今夏に来日し、日産スタジアムで横浜FMとプレシーズンマッチを行うことになった。

　そうしたなかで、リバプール専門メディア「Anfield Watch」は「リバプールがネクスト遠藤航の獲得に近づく」と特集し、対戦相手の横浜FMに所属する21歳のMF山根がリバプールのターゲットになる可能性について伝えた。

　同メディアは「ここ数年、Jリーグはエキサイティングなタレントを多く輩出してきた。最も有名なのはプレミアリーグで旋風を巻き起こした三笘薫だろう」とイングランド1部ブライトンの三笘を引き合いに、Jリーグのタレントに注目。「山根は三笘の足跡をたどる、次なる宝石だ」とそのポテンシャルの大きさを認めた。

　そのうえで、山根について「昨季のJリーグで山根は最も高いパス成功率（92.26%）を記録した。彼は安全なプレーだけをしているわけではなく、危険なエリアへもパスを出す。90分あたりのファイナルサードへのパス数（7.3）はMFの中でトップ15に位置している。また、ファイナルサードへのパス成功率も最も高い（88.28%）」とパスの配給役としての能力の高さを特筆。さらに「山根は単なるパサーではない。素晴らしいDFでもある。21歳以下のMFとしては最高のデュエル勝率（65.5%）で、ボールポゼッションにつながるインターセプト（90分あたり6.62回）はリーグ10番以内に入る」として攻守両面で貢献できるMFであることを強調した。

　そして、リバプールとの試合は重要なアピールの場になる可能性についても言及していた。

「かつて三笘がJリーグでそうしたように、山根も次のステップに進む準備ができていることを示した。リバプール相手にいいパフォーマンスを見せれば、それが証明されることになる。そしてクラブのスカウトたちに彼が正真正銘の選択肢になり得ることを証明する絶好のチャンスにもなるだろう」

　南野や遠藤と日本人選手の獲得が続いたリバプール。今夏の来日は新たな日本のタレントを見つけ出す機会となるのだろうか。