ベンゼマ争奪戦が今夏勃発? アーセナルに加えて中国資本のミラノ勢も熱視線
レアル残留は微妙な情勢 アーセナルは48億円オファーを準備か
レアル・マドリードの元フランス代表FWカリム・ベンゼマはここ数年、看板3トップ“BBC”の一角として活躍してきたが、今季終了後のチーム残留は微妙な情勢で去就問題が発生している。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、中国資本に株式を売却したミラノ勢が誘いの手を伸ばしていると報じている。
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今月13日に、ACミランは中国資本への株式売却交渉が成立したと発表し、リー・ヨンホン氏が新オーナーとなる“チャイナ・ミラン”が正式にスタートした。またインテルも、昨季終了後に中国企業の蘇寧グループに株式約70%を売却し、“チャイナ・インテル”として始動している。そのミラノ勢が、揃ってベンゼマを来季補強候補の上位にリストアップしているとした。
一方で、英紙「ザ・サン」はアーセナルもベンゼマ獲得に向けた動きを進めており、今季終了後に4000万ユーロ(約48億円)のオファーをレアルに提示するとしている。これまでであれば、特にミランにとっては手も足も出ない金額だったが、中国資本が入った今となっては、話は別。“チャイナ・タウン”と化したミラノから、ベンゼマ獲得に対してマネーゲームに応じるオファーが提示されることが予想される。
15日に行われた史上初の“チャイニーズ・ミラノダービー”は、2-2の引き分けに終わった両者だが、ピッチ外でのベンゼマを巡るダービーの行方はいかなる結末を迎えるのか。それとも、アーセナルが中国資本の両者を横目に得点力あふれるストライカーをかっさらうことになるのだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images