ドルト対モナコ戦で“誤審疑惑”の主審が告白 バス爆破事件後の一戦で湧き上がった想いとは

伊メディアがミラノダービー主審に決まったオルサート氏を直撃

 史上初の“ランチタイム開催”となる日本代表DF長友佑都が所属するインテルと、日本代表FW本田圭佑が所属するミランによるミラノダービーは、ミランの中国資本売却完了後の一戦としても注目を集めているが、主審がダニエレ・オルサート氏に決まった。

 オルサート氏は、ミッドウィークにはUEFAチャンピオンズリーグで日本代表MF香川真司が所属するドルトムントとモナコの一戦で主審を担当。モナコのゴールがオフサイドであったのではないかと誤審騒動も起こった。そのオルサート氏は、本来なら試合が予定されていた日に起こったドルトムントのチームバス爆破事件について語っている。イタリアメディア「ITASportPress」に語った。

「このような特別な経験は初めてのことだ。ロッカールームで予定のウォームアップを終えて、ピッチに出ていこうとしている時だった。ドルトムントのバスへの襲撃が起こって試合がなくなると伝えられたんだ。だが、その後のサポーターたちは素晴らしかった。両チームがまるで兄弟のように連帯感を示し、モナコのサポーターで宿泊を確保していない人々へ向け、ドルトムントのサポーターは家に泊まるように勧めたと聞く。そして、次の夜には何事もなかったかのように試合が行われたんだよ」

 審判団は選手たちより先にスタジアムに到着し、試合への準備を進めていたところだったという。しかし、そこでドルトムントのバスが襲撃される悲劇が起こった。しかし、オルサート氏は驚きとともに、サッカーファン同士の連帯感に大きな感銘を受けたという。そして、イタリア国内で起こった悲劇も思い起こさせたと語った。

 

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