アトレチコがCL8強レスター戦で1-0先勝 岡崎は前半のみ出場でノーゴールと不発

レスターMFオルブライトンが倒してPK献上、アトレチコFWグリーズマンが決勝弾

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝アトレチコ・マドリード対レスターの第1戦が現地時間12日に行われ、1-0でアトレチコが先勝。レスターの日本代表FW岡崎慎司は前半のみの出場でノーゴールと不発に終わった。

 闘将ディエゴ・シメオネ監督率いるアトレチコはFWグリーズマン、FWフェルナンド・トーレスの2トップをはじめ、ベストメンバーで臨んだ。一方、シェイクスピア監督就任後調子を完全に取り戻したレスターも、前線の2トップに岡崎とヴァーディを据え、マフレズやドリンクウォーターらが中盤で構えてロングカウンターを狙った。

 前半5分、アトレチコのMFコケがペナルティーエリア外やや左から思い切ってミドルシュートを放つ。虚を突かれたGKシュマイケルは反応が遅れたが、これはポストに当たった。一方、レスターは同26分に左サイドのMFオルブライトンのクロスに対して岡崎が鋭く反応したものの、ボールが少しマイナス方向に流れてフィニッシュしきれなかった。

 その直後の26分、アトレチコは得意のカウンターから左サイドでボールを受けたグリーズマンが鋭いドリブル突破でカットインを図る。ペナルティーエリア内ぎりぎりの場所でMFオルブライトンに倒されると、主審はこのファールにPKを宣告。この大チャンスをキッカーのグリーズマンが冷静に成功させ、アトレチコが1-0とリードを奪い、前半を折り返した。

 レスターは後半開始から岡崎に代えてMFキングを投入し、中盤を分厚くする策を取った。しかしその後は試合が膠着し、アトレチコ自慢の守備ブロックを崩す場面はほぼ見られなかった。守備陣は攻め込まれたが、それでも最少失点で凌ぎ切った。ホームに戻って戦う第2戦では2点差以上の勝利が勝ち上がりの必須条件となるが、レスターは再びミラクルを見せられるか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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