C・ロナウドが敵地で2ゴール! レアルがバイエルンに2-1で先勝しCL4強へ前進

バイエルンはマルティネス退場が響く

 このPK失敗につけ込むかのように、レアルは後半立ち上がりの2分に攻勢を仕掛ける。カゼミーロからの展開を受けたカルバハルがゴール正面にクロスを送ると、FWクリスティアーノ・ロナウドが右足ダイレクトで合わせる。エースの貴重なアウェーゴールで1-1とした。その後同10分にはモドリッチのクロスをFWベイルがゴール前至近距離から頭で合わせたが、ノイアーがスーパーセーブで難を逃れた。

 しかしバイエルンにとって悪い流れは続く。同15分にDFハビ・マルティネスがこの日2枚目のイエローカードを受けて、退場処分に。レアル相手に1人少ない状況となり、今季限りでの引退を決断したMFシャビ・アロンソをベンチに下げざるを得なくなった。

 その後バイエルンはレアルの猛攻の前に、自陣にくぎ付けにされた。同27分にベンゼマ、同29分にはロナウドに至近距離からシュートを浴びたが、ノイアーが立て続けにビッグセーブ。ドイツが誇る絶対的守護神が鬼神のごとく立ちはだかった。

 しかし同31分、ノイアーの牙城を打ち破ったのはやはりロナウドだった。左サイドのポゼッションからアセンシオがクロスを上げると、ゴール前に飛び込んだロナウドが足裏で合わせる。この一撃はノイアーの股の間を通り、大きすぎる2点目をゲット。ロナウドにとっては節目のUEFA主催の公式戦通算100ゴールとなった。

 ロナウドがエースたる所以の大仕事で、レアルを4強進出、そしてCL史上初となる連覇へと大きく踏み出す勝利となった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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