リバプールが12歳少年“引き抜き”で違反行為 2年間の逸材獲得禁止と1400万円の罰金処分

ストークとは獲得で合意も、リーグ側から「NO」を突きつけられる

 イングランドの名門リバプールは選手の獲得に関するルール違反があったとして、2年間の下部組織選手の獲得禁止と、10万ポンド(約1400万円)の罰金処分を受けることが決まった。英公共放送「BBC」が報じている。

 

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 リバプールは昨年9月、ストーク・シティの下部組織から12歳の選手引き抜きに動いていたが、この際にプレミアリーグが定めるルールに違反していたという。ストークに対して育成補償金を支払うことで合意に達し、移籍の手続きに入ったが、最終的にリーグから「NO」を突きつけられた。

 プレミアリーグの調査によれば、リバプールはこの12歳の選手やその家族に対し、本拠地アンフィールドで行われる試合のチケット代を支払っていたほか、現在はストークが支払っている同選手の学費を負担することをオファーしていたという。しかし、これらは現在のルールに抵触している。

 これによりリバプールは今後2年間、他クラブのアカデミーから若手選手の獲得をすることが禁止された。有望な逸材を引き抜くことが不可能となる手痛い処分となり、また約1400万円の罰金も科されている。リバプール側はルール違反があったことを認め、処分を受け入れると発表している。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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