浦和が鬼門でリーグ戦10年ぶりの白星! 3-1勝利で開幕4連勝の首位神戸をストップ

ペトロヴィッチ采配がズバリと的中

 2分後に効果が表れた。自陣で駒井が起点になったビルドアップから森脇、興梠とパスがつながり、興梠がフリックしたボールに反応したのは柏木だった。相手4人に囲まれながら鮮やかなステップでシュートコースを作ると、相手GKのタイミングを外す左足のトーキックでゴール左に流し込んだ。シーズン開幕直前に足を痛めて本調子ではないプレーが続いていた柏木は今季初ゴールで先制点をもたらした。

 さらに同19分、柏木がタメを作ったところで裏に抜け出した駒井のプレーで左CKを得ると、柏木の正確なキックに攻撃参加したDF遠藤航がヘディングでゴール。遠藤は昨季の浦和加入以来、リーグ戦では移籍後初ゴールとなった。ペトロヴィッチ監督の采配がズバリと的中する形になった。

 反撃に出たい神戸は同36分、カウンターから途中出場のMF中坂勇哉が抜け出し、GK西川周作までかわしてゴールに流し込んで2-1とした。一方、浦和はアディショナルタイムにカウンターから宇賀神のラストパスを柏木が決め、3-1とリードを広げて勝利した。

 敵地でリーグ戦の神戸戦に勝利したのは10シーズンぶり、試合会場のノエビアスタジアム神戸(神戸ウイングスタジアム)でのリーグ戦勝利は05年以来12シーズンぶりと鬼門で完勝した。一方、神戸の開幕連勝は4でストップした。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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