高まる解任論もどこ吹く風、知将ベンゲル監督が続投に意欲 「今後も全く同じ仕事をしていく」
ベンゲル監督の契約延長がされるか否かに注目が集まるなか、本人が口を開く
アーセナルのアーセン・ベンゲル監督の周辺では、優勝が絶望的となったプレミアリーグ、そしてUEFAチャンピオンズリーグ(CL)での記録的な大敗を受けてサポーターから解任を求める動きが起きている。しかし本人自らが口を開き、「今後も全く同じ仕事をしていく」と続投に意欲を示しているという。
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アーセナルを指揮して21年間が経ったベンゲル監督は、2年間の契約延長がされるか否かに注目が集まっている。例年のごとく、今季も中盤戦から終盤戦にかけて定番化した失速モードとなり、CLバイエルン戦では合計スコア2-10で敗れると指揮官への不信感は一気に高まった。しかし同2日に行われるマンチェスター・シティ戦に向けた会見では、解任論はどこ吹く風といった様相で、チームを離れる意思がないことを口にしている。
「もちろん、私は来季に向けてのプランを練っている。そこに留まる期間が2カ月であろうと10年間であろうと、未来に向けて計画するというのが理由だ。今後も私は全く同じ仕事をしていく」
もっともアーセナルを取り巻く現状は厳しい。現在リーグ戦6位で、CL出場圏内となる4位以内を目指して負けられない戦いが続く。それだけに次節シティ戦は必勝が問われる一戦となるが、「アーセナルは今日、世界的なブランドとして世界中でリスペクトされるクラブだと思っている。そしてアーセナルは私の名前よりもずっと大きい。我々はまだ“移籍モード”ではないが、強化すべきことを強化したい」と、今後の戦いを見据えている。
ただ来季以降の戦いを実現するためには、現在の苦境を乗り切ることが必要不可欠となる。エースFWアレクシス・サンチェスとの不和、MFメスト・エジルの移籍の噂など主力との関係性も微妙ななか、知将はこれまでの経験を活かして状況を好転させることができるだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images