元祖爆買いチェルシーが来季欧州制覇に衝撃の軍資金456億円! オイルマネーが狙う96億円の司令塔

英地元紙報じる 狙いはPSGのイタリア代表ヴェラッティ

 チャイナ・マネーを背景にした中国クラブの“爆買い”がサッカー界のトレンドとなっているが、その以前に世界を席巻した“オイルマネー”の元祖とも言えるのがプレミアリーグのチェルシーだ。来季の補強に向けて巨額の予算を用意し、その予算で中盤の世界屈指の才能を加えようとしている。英紙「サン」が報じている。

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 ロシアの富豪でオーナーのロマン・アブラモビッチ氏が用意している来季に向けた補強予算は、3億8000万ユーロ(約456億円)という驚異的な金額だとしている。現在プレミアリーグで首位を走っているチェルシーだが、昨季チームを率いた、マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督から「チェルシーはヨーロッパのカップ戦がないから楽なんだ」と嫌味を受けたように、昨季2部降格危機に瀕したチーム状況から欧州の大会にエントリーできなかった。国内でのリーグ戦に集中できたことも独走の一因都なっている。

 しかし、このままプレミア制覇を成し遂げれば来季はUEFAチャンピオンズリーグの戦いが再び待つ。アントニオ・コンテ監督のリクエストと陣容の強化に乗り出すために、石油王は巨額の予算を計上した模様だ。

 そして、そのうちの8000万ユーロ(約96億円)を、パリ・サンジェルマンのイタリア代表MFマルコ・ヴェラッティの獲得に費やすと報じられている。世界屈指の司令塔ヴェラッティはスペインの強豪バルセロナや、母国の絶対王者ユベントスなどとの競合が予想される存在だが、マネーゲームに持ち込んでコンテ監督のリクエストをクリアする腹積もりだと見込まれている。

 ヨーロッパでは日本代表DF長友佑都が所属のインテルなど中国資本にクラブを売却して予算を確保するチームが増えているが、かつてヨーロッパに衝撃を与えた“オイル帝国”が、夏の移籍市場では存在感を示すことになりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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