ハリルJがタイ戦4ゴール快勝、最終予選初の暫定首位! 攻撃陣が躍動、GK川島も好守披露

PKのピンチで川島が好セーブ

 後半に入ると日本はビルドアップが全く機能せずにタイの攻撃を一方的に受ける苦しい時間を過ごした。そうしたなかで同12分、右サイドのスローインを受けた久保が中央にドリブルで切り込むと、そのまま左足シュート。これがゴール右上を鮮やかなに射抜いて2試合連続ゴールとなり、3-0とリードを広げた。

 ハリル監督の最初の交代カードは同21分、左サイドのFW原口元気に代えてFW本田圭佑を投入。本田は投入から3分後の同24分に左45度からファーサイドを狙った左足シュートを放ったが、相手GKのセーブにあった。

 さらに同29分には香川に代えてMF清武弘嗣がピッチに送り込まれた。清武は昨年11月の同予選サウジアラビア戦以来、Jリーグ復帰後は初の代表ピッチになった。すると清武は同38分、左コーナーキックで正確なボールを中央に入れるとDF吉田麻也が頭で決めて4-0とリードを広げた。

 ところが、その直後のタイのキックオフからの攻撃で攻め込まれると、DF長友佑都がファウルでPKを献上。しかし、キックのコースを読み切った川島が右に飛んで完璧に弾きだす好セーブを見せ無失点を守り、そのまま4-0で勝利した。

 この日にオーストラリアがUAEに勝利して勝ち点を13に伸ばしたが、日本はこの勝利で勝ち点を16に伸ばして今予選初の暫定首位に立った。B組のもう1試合、勝ち点13のサウジアラビアと同4のイラクのゲームは日本時間29日未明に行われる。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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