ハリルJがタイ戦4ゴール快勝、最終予選初の暫定首位! 攻撃陣が躍動、GK川島も好守披露

 

香川が先制ゴール、勢いに乗り岡崎が追加点

 ハリルジャパンが4発快勝で勝ち点3を積み上げた。28日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選、本拠地タイ戦に臨んだ日本代表は、MF香川真司(ドルトムント)の先制ゴールで勢いに乗ると4-0と快勝した。チームの2点目を決めたFW岡崎慎司は代表通算50ゴールとなり、釜本邦茂氏、三浦知良(横浜FC)に続く日本代表歴代3人目となる大台に乗せた。勝ち点を16に伸ばした日本は同予選で初の暫定首位に立った。

 バヒド・ハリルホジッチ監督は仏1部メスで、リーグ戦出場0分のGK川島永嗣を2戦連続スタメン起用。MF今野泰幸(ガンバ大阪)が故障離脱したボランチにDF酒井高徳(ハンブルガーSV)を配置し、FW大迫勇也(ケルン)が離脱した1トップには岡崎が起用された。

 一進一退の立ち上がりから、日本はトップ下に入った“小さな魔法使い”がいきなり魅せた。前半8分、右サイドで3戦連続先発のFW久保裕也が縦に仕掛けて中央に低いボールを入れると、中央に入った香川が1トラップからシュートフェイントでタイDF2人を華麗に翻弄。DFをスライディングさせてから冷静にコースを見極めて右足でシュート。相手GKが一歩も動けない美技で日本は先制に成功した。

 勢いに乗った日本は続く同19分、久保が再び右サイドからクロスを上げると、ニアサイドに飛び込んだ岡崎が代名詞のダイビングヘッドでゴール内に沈めた。ACミラン本田圭佑からポジションを奪った形の久保は23日の敵地UAE戦で1得点1アシストに続き、このゲームでは前半のうちに2アシストと活躍。香川と岡崎はともにこの最終予選で初ゴールとなり、ともに2016年6月3日の国際親善試合ブルガリア戦以来の得点でアベックゴールとなった。

 アディショナルタイムには相手コーナーキックから攻め込まれたが、GK川島のファインセーブに加え守備陣が体を張って次々にシュートブロック。無失点で乗り切った。勝ち点3が義務付けられるホーム戦で前半2点リードの試合運びでハーフタイムを迎えた。

 

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