最下位タイに不覚を取れば「プロ失格」 冴え渡るハリル節、選手に強烈プレッシャー

ハリル監督は「名声、威信ある戦い」と大号令、タイ戦に向けて慢心や油断の文字はなし

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が28日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の本拠地タイ戦を前に、選手たちに対して「名声、威信のある戦いだ」と大号令。グループ最下位相手に気の緩みから不覚を取った場合には「プロ失格」と強烈なプレッシャーをかけたことを明らかにしている。

 勝ち点1でグループB最下位に低迷するタイ戦を控えた前日会見で、ハリル節は冴え渡った。現在グループ首位のサウジアラビアと勝ち点で並び、ロシアW杯出場圏内のハリルジャパンだが、指揮官に辞書に慢心や油断という文字はなかった。

「まず、選手にモチベーションが無ければ疑問を持たなければいけない。ワールドカップに門が開いている状態だ。昨夜は私からメッセージを発したが、今日は対話形式だった。本当にこれは、名声、威厳のある戦いだ。今は、ワールドカップを手にするかどうかの戦いだ。UAE戦の後に気を緩めてしまったら、本当にプロしての失敗だと」

 ハリル監督はこう語った。タイは最終予選の同グループで明確な格下となっている。だが、慢心からチームミーティングでタイに不覚を取るようなことになれば「プロ失格」と断罪したことを明らかにした。1998年フランスW杯から6大会連続のW杯出場を目指す日本だが、日本サッカー史を刻む責任を選手に説いている。

 

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